あぁ…スザク…あなたに、逢えて…
ルルーシュに撃たれ、瀕死の重傷を負ったユーフェミアがスザクに遺した最後の言葉。
「日本人を殺せ」というギアスで一旦はスザクにまで殺意を向けかけるも自らの意思でそれに抗い、スザクに特区日本の成功を訊ねる。スザクはユーフェミアのために「皆喜んでいた」と嘘をつく。
息を引き取る間際、ユーフェミアはスザクに「学校…行ってね?」との希望を告げ、スザクは「一緒に行こう」と涙ながらに訴えるが、「私の分まで…ね?」と微笑む。
最期に、スザクと出逢えた事を心より喜び、彼にそれを告げようとするも途中で言葉は途絶えてしまう。
そしてそれを最後に、もう二度とその口が開かれる事はなかった。
ス「ユフィ、教えて欲しい。君は、どうしてあんな命令を」
ユ「命令…? 何の事?」
ユ「そんな事より…スザクは…日本人でしたよね…」
ス「えっ、ああ…」
ユ「…違う…駄目…違う…。そんな事…考えちゃ…いけない」
ユ「スザク?」
ス「なんだい?」
ユ「式典は…『日本』は…どうなったかしら…」
ス「ユフィ…? 覚えていないのか…?」
ユ「日本人の皆さんは、喜んでくれた…?」
ユ「私は…上手く…できた?」
ス「ユフィ……行政特区は……大成功だ! 皆、とても喜んでいたよ。『日本』に」
ユ「…良かった…」
ユ「おかしいな…あなたの顔、見えない…」
ユ「学校…行ってね? 私は…途中で辞めちゃったから…」
ス「ユフィ、今からでも行けるよ…? そうだ、一緒にアッシュフォード学園に行こう。楽しい生徒会があるんだ。君と…ッ」
ユ「私の…分まで……ね?」
ス「ダメだ! ユフィ! ダメだ!」
ユ「あぁ…スザク…あなたに、逢えて…」
スザクとユーフェミアの対話シーンの間には、ユーフェミアに対する民衆の呪詛とそれに呼応したゼロの演説が挟まれており、ユーフェミアの真意と民衆の憎悪の対比が鮮烈に描かれている。
このやり取りの直後に民衆がゼロを賛美する様も、ユーフェミアが息絶え心拍が0になった事への対比演出だとされている。
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