Windows XP/チューンアップ/作業内容1 のバックアップ(No.3)
- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- Windows XP/チューンアップ/作業内容1 へ行く。
- 1 (2013-01-10 (木) 00:04:55)
- 2 (2013-01-10 (木) 00:37:20)
- 3 (2013-01-10 (木) 10:52:47)
Windows/Windows XPチューンアップ
作業内容1
1. 安全な OS をインストールするために
安全に OS をインストールするため、とりあえずネットワーク接続のための機能を無効化してください。たったそれだけ。
- LAN ケーブルを抜く
- ダイヤルアップ用の電話線を抜く
- 無線 LAN デバイスの接続を外す
- 内蔵 LAN の機能を停止する (スイッチか BIOS 設定)
- 携帯電話や PHS とつなぐためのケーブルを抜く
というような作業が必要なので実施してください。
この作業を実施することで、ネットワーク越しの攻撃や、ネットワーク越しのウィルス感染を防止します。
OS が正常に動作をはじめるまでは、脆弱な状態なので、この手順を忘れないでください。
2. Windows XP のインストール
メーカー製 PC の方は「リカバリディスク」によるリカバリの手法をマニュアルで確認の上リカバリ作業を実施してください。
メーカー製 PC によるリカバリ作業は作業内容の 2. 3. 6. にあたりますので、そのセクションはとばしてかまいません。
そのほかの方は、CD-ROM ブートで Windows XP のインストール CD から起動しましょう。
起動できない場合に調べるのは、BIOS の起動デバイスの順序。
SCSI の CD-ROM の場合は、BIOS + SCSI カード + CD-ROM の 3 つが対応する必要があります。
CD-ROM ブートができない PC については、以下のリンクを参考に、インストール FD を作成してのインストールをどうぞ。
Windows XP のインストール用起動ディスクを入手する方法
また、古い PC の場合は CD 起動した直後から F5 キーを連打すれば、HAL の変更ができますので、BIOS が ACPI に対応していれば ACPI を選ぶようにしてください。
インストールの際のパーティション設定については、2. を参考にインストールを続けてください。
途中にいくつか出てくるパスワード設定については必ず設定してください。
これはセキュリティ上のことだけでなく、パスワードを設定していないアカウントでは、無効になる機能があるからです。必ず設定してください。
3. ハードディスクの注意
すべてのパーティションを NTFS にする!が基本です。
以前は NTFS にアクセスできるツールが少なかったのですが、現在は多くのバックアップソフトウェアなどで、NTFS に対応していますので、FAT (16/32) のパーティションを準備する必要はありません。
FAT ではセキュリティ機能がありませんし、ファイルシステムとして壊れやすい (主観) ので、おすすめしません。
また、パーティションの分け方は、個人の好みですが、トラブル時などのために、パーティションを二つ以上に分けることをおすすめします。
そうすることで多くの復旧手段が使いやすくなり、HDD 破損などの際に部分的なサルベージがやりやすくなります。
ただし、少なくとも C: にあたるパーティションは 10GB 以上をわりあてることをおすすめします。
# テンポラリ , swap , patch , hibernation ファイルなどの可能性のため
あまり詳しくない方が通常に利用する際は、単一の大きなディスクの方が便利だったりもするので、個人のポリシーで柔軟に決めてください。
以下にモデルケースを 3 例ほど。
12GB の HDD だけを使ってインストールする場合、
C: 12GB (NTFS) システム
※システムパーティションは 10GB ぐらいは欲しいですし、2GB のパーティションが余っても使い物にならないので
30GB の HDD だけを使ってインストールする場合、
C: 10GB (NTFS) システム
D: 20GB (NTFS) データ
※これがもっとも一般的なケースで、10GB を C: に割り当て、のこりを D: ドライブに割り当てます
30GB の HDD☆ と、10GB の HDD★ がある場合
C: 10GB(NTFS) システム☆
D: 20GB(NTFS) データ1☆
E: 10GB(NTFS) データ2★
or
C: 10GB(NTFS) システム★
D: 30GB(NTFS) データ1☆
※ 2 台の HDD があるなら、早い (新しい方) 方のディスクに C: ドライブを作成し、残りを割り当てることをおすすめします。が、今回の場合は、ディスク容量の関係から多少の速度を犠牲にして、後者の割り当てにするのもいいでしょう。(ただし、私の場合は前者)
ハードウェア構成によっては、インストール先の HDD に対してアクセスができない場合もあります。
これは Windows XP のインストールメディアに、HDD にアクセスするためのドライバが存在しないのが原因です。
# RAID カードや SCSI カードや拡張 IDE カードのドライバがそれにあたります。
1. での起動時に CD 起動した直後から F6 キーを連打すれば、フロッピーディスクから追加のドライバを導入できます。
あらかじめフロッピーディスクにドライバを準備しておいてください。
ちなみに DOS のドライバではなく、Windows ネイティブのドライバの方を準備してくださいね。
4. Windows Update の準備
前述したようにパフォーマンス的にもお薦めだと言われてるので、ドライバ導入前に Windows Update を実施しましょう。
そのためにはまずはネットワーク環境が必要なので、その設定だけを実施します。
以下の手順でどうぞ。
- OS インストール直後にアクティベーションを求められても、ネットにつないだりせず、とりあえずアクティベーションはとばしてください
- 通常にログオンできるようになったら Administrators 権限を持ったユーザでログオン
- (必要なら) ネットワーク機器のドライバを組み込む。
具体的には、標準ドライバで動作しない LAN カード、
ダイヤルアップのための機器、無線 LAN カードなどがこれにあたります
なお、その他のドライバは今はまだ導入しないでください。 - PPPoE やダイヤルアップ (PPP) の設定が必要なら設定を行う
- 用いるネットワーク接続に対して、以下のリンクを参考に、
Windows XP に搭載のファイアウォール機能を有効にする。
Windows XP でインターネット ファイアウォールを有効または無効にする方法
ダイヤルアップや PPPoE に対しても有効にできるとのことなので、間違った対象に適用しないように注意してください。 - ファイアウォール機能を有効にしたら、ネットワーク接続に必要なケーブル類を接続してください
- これで、ファイアウォールに守られたネットワーク環境が準備できました。
なお、この作業を含めて、ここから先の作業は常に Administrators のユーザで作業を行ってください。
# OS インストール時に作成したユーザで OK です。
5. Windows Update (Microsoft Update) を実施
SP3 などをあらかじめ準備していた人は、ダウンロードした媒体から適用してください。
また、あらかじめIE8もダウンロードしてアップデートしてください。
それが終わったら Windows Update を実施しましょう。
一回で全て適用されるとは限らないので、パッチ適用後の再起動が終わったら、
再度 Windows Update を実施してみて、パッチがリストされないことを確認してください。
リストされなくなるまで、Windows Update を繰り返す必要があります。
また、Windows Updateする際、「0x80240036」のエラーメッセージが出てアップデートが進まないことがあります。これはSP3が適用されていないことが原因で起きるエラーです。そのため、SP3 (サービスパック 3) だけは、あらかじめダウンロードしておくことをおすすめします。
SP3 のダウンロードは以下のページから実施できます。
IT プロフェッショナルおよび開発者用 Windows XP Service Pack 3 ネットワーク インストール パッケージ
基本的には自動でリストされるファイルのみを適用すれば十分ですが、Windows Update から追加でインストールしたいファイルがある際は、追加で選択してインストールすると良いでしょう。
個人的な意見ですが、"Microsoft Update" と "Windows Media Player" と".NET Framework" はインストールした方が楽なのではないかと思います。
ちなみに、私の場合 (2005/09/18) は以下のような手順でのインストールとなりました。
参考にどうぞ。
- 前準備に再起動
- Windows Update でリストにあがったパッチを適用
- 再起動
- Windows Update で追加で以下のものをインストール
・Windows Media Player 10
・.NET Framework 1.1 - 再起動
- Windows Update でリストにあがった ".NET Framework 1.1 SP1" を適用
- 再起動
- Windows Update でリストにあがったパッチを適用
- 再起動
- Windows Update でリストにあがらないことを確認
手作業によるパッチ適用作業を実施したい人は、前述の qchain などを利用しての適用作業を実施すると、多少は楽になると思います。
→Windows/Windows XPチューンアップ/作業内容2