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ハウンド

【種別】武器
【登場】00話/A01話

ミルMi-24 "ハインド"。旧ソ連の攻撃ヘリ。


乗員 2人または3人+8人(兵員室)
全長 17.51m
全高 3.97m
ローター回転直径 17.3m
乾燥重量 8.2t
最大離陸重量 12t
最大兵装搭載量 2.4t
エンジン イソトフTV-3-117×2
4380shp(3266kw)

最高速度 335km
航続距離 620km
固定武装 Gsh−30機関砲(弾数750発)
武装オプション AT−2対戦車ミサイル
        AT−6対戦車ミサイル
        AT−16対戦車ミサイル
        20mmガンポッド

ソ連陸軍が作り出した攻撃ヘリ。NATO名「ハインド」。生産時期やエンジン形式によってA〜Dがある。強力な武装とチタン製装甲板に覆われ、その大柄な機体と相まって地上軍兵士を恐怖に陥れた。
 劇中に登場したものはA型と呼ばれるハインドで、コクピットの風防(フロントガラス)が直方体に近い形をしている。これに対して生産量の多いD型は操縦席と射手席が独立し、風防は球形を二つつなげたような形をしている。また、D型は30mm3連のガトリング砲に固定武装が変更されている。

 ただし、冷戦後の各国攻撃ヘリ(AH64Dアパッチ、Ka50ブラックシャーク)が対地攻撃能力のみを特化させたのに対し、兵員輸送を考えて兵員ルームを機内にもつハインドはどうしても機体が大柄になり、機動力に劣ってしまう。またエンジンレイアウトも制約を受けるためにどうしてもエンジン部への被弾が致命傷になりやすい。
 しかしながらアフガニスタン紛争ではエンジン部への集中砲火を防ぐために常に高度差をつけて2機編隊で行動した。このため、アフガンゲリラは1機を攻撃している間にもう1機に的にされてしまうという二正面作戦を強制され、その印象から「悪魔のハインド」と呼ばれた。


外観はシコルスキーS-55に似ているが、大きさや性能はS-58に匹敵する。兵員は14人、貨物は1,740kgの搭載が可能だし、カーゴスリングは1,300kgまで吊り上げられる。

 初号機の完成は1952年4月。スターリンの指示からわずか7か月という驚くべき早さで、翌月初飛行、翌53年夏には早くも実用化され空軍に配備された。エンジンはASh-82V(1,700hp)が1基。1956年には搭載量2トンで高度6,018m、500km周回コースで速度187.25km/hという世界記録を作っている。生産量は数千機で、1967年頃終了。中国でも1959年にライセンス生産が始まり、直5(H-5)として約350機が作られた。

 なおMi-4の近代ヘリコプターとしての特徴は盲目飛行,夜間飛行が可能で、防氷装備を持ち、操縦系統に油圧サーボが組み込まれていることなど。これらによって同機は、他の外国ヘリコプターを一挙に数年追い越し、ソ連のヘリコプター技術は再びトップに立った。ミルのヘリコプター設計者としての地位も、これで不動のものとなったのである。

■DMB:ソ連ヘリコプターの歴史(2)より


コメント

  • 1話に出てきたガンシップは、Mi-24のA型だと思いますが・・・ -- 2006-09-21 (木) 19:49:35
  • むむ。そうでしたか。Mi-24について詳しいサイトはありますでしょうか? -- fukuieyume 2006-09-22 (金) 01:15:37
  • http://www.eurus.dti.ne.jp/~freedom3/mi-24.htm このへんがわかりやすいかと -- 2006-09-23 (土) 18:37:44
  • 名前ハウンドになってるよ -- 2007-10-30 (火) 20:13:17

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