Top/33話

33話

33話 「信じるチカラ」
     (第32話←→第34話)
【種別】サブタイトル

ロンドンの下水道内部で翼手と対峙するSAS*1の部隊。しかし、翼手は逃げてしまう。
彼らの活動を脇で見守るカイカイは、ロンドン郊外に身を寄せていた。ここは、デヴィッドの教官をしていた元軍人のグレイが、モニークら戦争孤児たちと暮らす農園。カイはその家で生活しながら、ロンドンに現われる翼手との戦いを続けていた。しかし、デヴィッドは本部の壊滅と仲間の裏切りに対するショックから、グレイの家で酒浸りの日々を送っていた。
そんなカイをある日訪ねて来たのは、車椅子のジョエル。彼はカイに頼まれた特殊弾丸を渡しに来たのだった。
赤い盾本部への襲撃以来、小夜ハジは行方不明になっていた。あれから一年、カイは自分を鍛えながら、彼女の帰りを待ちつづけているのだった。
グレイは酒浸りのデヴィッドに自分の昔話と、なぜ孤児を育てているかを語って聞かせるが、デヴィッドは無関心だ。
一方、アメリカの軍施設と思しき特殊実験場。そこで隔離された翼手を観察する要人たち。ジェイムズの号令で、3名の黒マスクの男女が、長刀で翼手をあっさり倒してしまう。彼ら「コープスコーズ」は、米軍がシュヴァリエらの協力で作り上げた対翼手の強化兵だった。デモンストレーションの結果に満足し、「製品」の能書きを得々と述べるヴァン翼手発生に悩むイギリス政府は、この兵団の派遣を米軍に正式に依頼する。コリンズジュリアもその場にいた。D塩基の研究結果が兵団を生んだのか…。
デヴィッドの酒を流しに捨て、彼に説教を始めるカイ。「お前に何がわかる!」カイの襟首を掴もうとするデヴィッドだが、反対にカイにボディブローを返される。
派兵が決まり、基地内の飛行機から降りてくるコープスコーズと、引率のヴァン。そこにはジェイムズアンシェルの姿もあった。事態を見守るシフの生き残り2人…。
ロンドンの霧の夜、翼手が現れる。特殊な弾頭で戦うカイ。1匹目には善戦するものの、2匹、3匹と現れ窮地に陥る。
そこに、見慣れたチェロケースが投げ込まれる。そして、日本刀を片手にした少女がゆっくり歩いてきた…。「小夜…!」

脚本:森田 繁
絵コンテ:佐野隆史
演出:浜崎賢一
作画監督:小林利充

#htmlinsert(amazon,transitional,"asins=B000GAL1YS")
&amazon(B000GAL1YS,title);


    *1 Special Air Service = 英国陸軍特殊機動隊の略称。世界最強の特殊部隊として名高い。

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP