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犬の正体 のバックアップ差分(No.1)


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【種別】考察

犬が何者なのか、という謎については、06話までひっぱられてきたが、07話にて犬自身の口から、元は「願いを叶える店」の店主で人間であり、「ある者」の願いを叶えるために姿を変え小夜の前にあらわれている、ということが示された。

これは、CLAMPの別作品『xxxHOLIC』『xxxHOLIC-籠-』の主人公、四月一日君尋(わたぬき きみひろ)のプロフィールと酷似するため、同一人物と考えて間違いないものと思われる。(CVも同じ声優が当てている。)

このことにはいくつかの批判が出ている。主な意見を以下に挙げる。

(1.ストーリー展開・キャラ扱いへの悪影響の不安)
CLAMPは自作での「クロスオーバー(ある作品のキャラが別の作品に登場)」や「スターシステム(ある作品と外見・性格・名前などが似たキャラが別の作品に登場)」を好む作家である。
最初のうちは喜ばれたものの、何度か繰り返すうち、ストーリー運びやキャラ扱いが、必ずしも両方の作品の読者の期待を満たさないような作品が増えてきているという指摘があり、今回はCLAMPファンの中にさえ期待より不安を口にする意見がある。

(2.過去作品の製作者やファンに対する敬意・配慮の不足)
自作品で「クロスオーバー」や「スターシステム」を使う分には「お遊び」「ファンサービス」の範疇に入れることも可能だが、もともとIG・押井守および押井塾の作品であった「BLOOD」に既存のCLAMP作品のキャラを出すというところに批判がある。しかも、自作の「主人公」であり、「ストーリー中核に関連した重要な役どころ」で出し、また「その自作自体も自分の他作品のほとんどに繋がっている」「1st作品(LAST VAMPIRE)の小夜まで出てくる」というあたりで「他人の作品を横取りした」「BLOOD自体がCLAMPワールドのひとつに組み込まれてしまった」と批判する声も上がっている。

(3.BLOODシリーズの世界観の破壊)
過去のBLOODシリーズは、(物理的・医学的な描写にSF的飛躍があるものの)基本的には現実の世界の中で起きそうなことを描いており、それが物語に一定の緊張感を与えてきた。
しかし、上記の「四月一日君尋」は『xxxHOLIC-籠-』終盤では「大魔法使い」となっており、別世界への行き来や、「対価」による願い事の成就(ある世界をつくって他人に見せることも含まれる)もできる能力を身に付けている。これはこれまでのBLOODシリーズにはあり得ない概念のため、既存の法則にのっとって伏線の考察を続けてきたファンの興を殺ぐ結果になってしまっている。
要するに「子供の喧嘩の仲裁に、戦車に乗った自衛隊員がやってきた」みたいなもので、ストーリーを簡単に根底から覆せる「何でもアリ」な存在が途中から現れたことで、制限された世界観の中でストーリー展開を予想するのが一気にバカらしくなってしまったとの声も上がっている。

**コメント [#x33bb8b2]
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