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【考察】

本作品の「真相」です。ネタバレが多いので注意してください。
書き足し歓迎です。

小夜は人外の存在。米軍や日本政府が隠蔽していた、という文人のセリフから「ラスヴァン」の音無小夜である可能性が高い。

冬の基地内で組織化された兵士たち(中身が怪物か人間かは不明)と交戦していた小夜。そこに文人が現れ、文人に付き従っていた「彼」と呼ばれた怪物(最初人間サイズだったが毛深く体格の良い怪物に変身)が小夜を襲う。
捕らえられた小夜は大量に血を抜かれることで元の力を失う。この血は「彼」と呼ばれた怪物や、その他の「実験素体(通常の化物)」に与えられた可能性がある。これが文人の言う「エサ」つまり「古きもの」に進化した。

「実験」の首謀者は文人。「実験」の目的は、恐らく「人外のものに人間と同じ環境を与えた場合、人間のような思考パターンを持つようになり、人間がコントロールできる武器になりえるか?」実験は小夜の記憶を消し、偽の記憶と人格を植えつけることから始まった。

実験は夏から始まった。他の世界から隔離された「町」を作り出し、報酬に釣られた人間を「メインキャスト」「エキストラ」として町に配置した。
「小夜を傷つけない」「本当のことを言わない」がキャストとしてこの実験に参加する際のルール。

文人は小夜の記憶が戻りそうになるたびに催眠と投薬を繰り返していた。
小夜は血を欲しているため、倒した「古きもの」の血を毎回啜っていた。当初の文人の実験で幾多の実験素体に小夜の血を与えて出来たのが「古きもの」だとすれば、小夜のしていたことは自分の血を自分の体に戻す行為だったとも言える。

(残る謎)
-小夜の本当の正体(ラスヴァン小夜なのか?)
-「彼」と呼ばれる怪物の正体(恐らく文人)
-「古きもの」の本当の正体(自然発生?人工物?ハイブリッド?)
-「古きもの」はなぜ昔の小夜を知っていたのか?(放置される可能性大)
-「古きもの」側が人間に従っている理由(放置される可能性大)
-「朱食免」は本当にあるのか?(放置される可能性大)
-文人の真の目的(まだ怪しい)
-唯芳の真の目的と、なぜ苦悩しているのかの理由
-双子の犯罪の内容(割とどうでもいい)
-双子の言う「あの人」という権力者は誰なのか?
-時真の金がいる理由(割とどうでもいい)
-委員長と優花の参加の理由(放置される可能性大)
-誰が生き残るのか?(割とどうでもいい)
-エキストラは死ぬことを知っていて契約したのか(放置される可能性大)
-エキストラはどんどん死んでいく周りを見て逃げ出すことを考えなかったのか(放置される可能性大)
-政府・米軍はなぜ小夜を使った実験を放置しているのか?一枚噛んでいるのか?

-最大の謎:なぜこの企画が通ってしまったのか?
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