Top/BLOOD-Cとは何だったのか

BLOOD-Cとは何だったのか のバックアップソース(No.2)

//BLOOD-Cとは何だったのか
**前書き [#w02e0aa5]
本編製作者の方々とは比べるべくも無いですが、考察サイト製作を通じて作品に向き合う時間が多少長かった人間として、12話が終わった今、総括的な意見を書かせていただきたいと思います。
真剣にこの作品を愛していらっしゃるファンの方(あまりいないとは思いますが…)、製作に携わっていらっしゃった方々には大変不愉快で不躾な内容になると思います。あらかじめお詫びさせていただきます。ごめんなさい。(文責:fukuieyume=本サイト管理人)

**始まりは「ラスヴァン」 [#ze74be5b]
Production I.Gが有名になるきっかけになった記念碑的作品『BLOOD THE LAST VAMPIRE』(2000年)。話の筋立て自体は「無愛想でクソ強い謎の少女が等身大サイズの怪物を制服姿のまま日本刀で斬りまくる」という、細やかさも何もあったものではない感じなのですが、
-小夜のキャラクター造形の独自性(萌えを排したタラコ唇の顔(寺田克也デザイン)、英語で会話し、年上のアメリカ人諜報員たちよりも老成しているという男前さ)
-終始英語で繰り広げられる会話(日本語字幕が出る)
-細部まで綿密に描き込まれたリアルな人物と背景
-音響・音楽・色彩設計等による不穏な雰囲気作りの絶妙さ
-物語に最後まで一定の緊迫感を持たせ続けた脚本・演出の良さ

などなど、これまでの「いわゆる日本のアニメ」のイメージを良い意味で覆す、洋画ホラー的テイストを大々的に取り込んだのが最大の成功要因と思われます。この作品は海外でも高く評価され、I.Gの名を一挙に世間に知らしめました。また、I.G自体が単独著作権を持つ、初の作品となりました。

(この項続きます。徐々に更新される予定です。)
----

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP