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篠房六郎氏の感想

【種別】批判

いろいろ感じるものがあったため、漫画家、篠房六郎氏の感想をTwitterから抜粋。<http://twitter.com/#!/sino6>
勝手に転載して申し訳ありません。
篠房氏の漫画は大変面白いです。『百舌谷さん逆上する』や初期の短編集(講談社版)は超オススメ。

発言

sino6篠房六郎
BLOOD-Cには最近のシャマラン映画のような面白さがあると思う。大どんでん返しを仕掛けられた時の、一切心が微動だにしない「それがどうした」感とか、もう、マニアにはたまらない。しかし、それを単につまらない、と受け取るごく一般人の感性は、まったくもって正常です。
9月20日


sino6篠房六郎
あと、ストイックで淡々とした描写、というのが単に退屈さに直結してるのも最近のシャマランっぽい。
9月20日


sino6篠房六郎
BLOOD-C最大の問題は「笑われるつもりが無いのに、大笑いされている」と言う事に尽きると思う。造り手の側に自覚がない、人が並外れて残酷に死ぬ描写は実は容易にブラックジョークに転化されるもので、すぐ笑ってしまう意地の悪い客が少なからず居るって事が分かってない。
10月1日


sino6篠房六郎
だから、ショッキングなシーンを演出するに当たって気をつけなきゃいけないのは実は「笑われないようにすること」だったりする。残酷シーン=サービスシーン、下ネタギャグという下品な構図に造り手の側が自覚的になってる場合は、ピラニア3Dみたいなニッチ向けの「分かってる」娯楽作になる訳で。
10月1日


sino6篠房六郎
「お下品」なものを取り扱う所作がまるでなってなかったのかなー。造り手の側が、「ショッキングなことをしてる」つもりが、客にはただ「お下品なことをしてる」ようにしか見えなかったと言うこの悲劇。劇場まで足を運ぶ人の動機の中では「大笑いしたい」ってのが実は結構多そうな気がするなー。
10月1日


sino6篠房六郎
後はアレだな、お下品をするにあたっては、「バカにしてもらう」覚悟をしっかり決めなきゃなー。
10月1日


sino6篠房六郎
BLOOD-C 劇場版って文化庁から5000万円補助金貰うのか。まあ血みどろメインの作品でも国から補助金が出るってのはいい傾向だ。決して皮肉じゃなく。オーストラリアとか韓国でも、国から金をせしめてデタラメなB級アクションやら血みどろバイオレンス映画の名作をいっぱい作ったわけだしな
10月1日


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コメント

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  • この人は2作連続で読者がついてこれない作品を作って辛酸を舐め、がらっと方向転換したエンタテイメント作品で成功した人だから、ポピュラリティの大事さが身にしみてわかっている。言葉に重みがある。安易なマイナーさを狙った作り手に対して、静かに怒ってるんだろう。 -- 2011-12-10 (土) 01:14:30
  • 残酷描写に関しては水島監督は確信犯で笑える方向にしたかったのではないかと。ただ中途半端だっただけで。グロくはあったけど全く怖くはなかったので。 -- 2011-10-16 (日) 10:41:16
  • なんというか、ナツノクモ、空談師にあてはまる批判やな>ストイックで淡々とした描写、というのが単に退屈さに直結 -- 2011-10-08 (土) 00:23:11

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