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11話

11話「残るまぼろし」
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【種別】サブタイトル

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戦いで死んだはずのアビスシンは、培養液のカプセル内で復活していた。彼らには物理的な肉体があるようだ。バックアップデータから何度でも複製できるので「復元者」と呼ばれているらしい。

一方、偵察任務中、体調不良に苦しみ、初めて死への恐怖をクリスに告げるアーク
同じ頃キョウは、アークウェットダメージが深刻で余命幾許もないことを知ってショックを受ける。
近づく死を知りつつ偵察任務を繰り返すアーククリス、それを許可するシマの真意は?憤るキョウ。そんなキョウシズノに、シマは「思い出作り」のために再び舞浜へ降りるクリスアークと同行するように命じる。実はシズノアークは親友なのだ。

舞浜に降りたクリスアークキョウシズノ
彼らのダブルデートのスナップ撮影をキョウから頼まれ、しぶしぶ引き受けるリョーコ。ところが、ダブルデートはリョーコの予想に反してシズノアークキョウクリスの組み合わせで展開。
途中、ペットショップで1匹の子犬を買い、ピエタと名付けるアーククリスは「俺を一人にしない…というわけか」とつぶやく。
その後、カフェで語らうシズノアークキョウの記憶が戻らないけれど、自分はもう恋人としてそばにいないほうがいいと暗く語るシズノに「まだまだ私がいないとだめね」と茶化すアーク
シズノアークは楽しげに語らい、見守るクリスも笑顔で、苦悩の片鱗も感じられない。そんな三人の姿に違和感を覚えたキョウが、クリスに「見ててつらい。なぜ二人で一緒にいないんだ」と告げると、「何かやってないと不安なのさ、俺もアークも…」「俺たちは他人の心配をしているほうが悪いことを考えないで済む。シズノもわかっててつきあってくれてる。」

一方、偵察中のルーシェンメイウーは、バージェムを発見する。バージェムコアを分解輸送していた。
キョウ達四人に出撃命令が下る。出撃するフリスベルグアルティール。しかし、一方的に敵の攻撃を受けるフリスベルグアークは周囲の認識を出来ない状態になっていた。「この時がついに来たか、だが、お前一人を逝かせない」クリスフリスベルグバニッシュメントモードをセットする。バージェムを巻き込んで自爆するつもりのクリス

そこへ、復元されたアビスシンコブラルに乗って現れた。彼らを巻き込んで爆発する直前、意識を取り戻したアークの指がバニッシュメントモードを解除する。彼女の意思はクリスに生きつづけることを望んだのだ。アビスは倒され、シンは基地に逃げ帰った。

戦闘は終わり、舞浜の夕焼けの中、アーククリスの腕の中で息絶えた。彼女が亡くなったことをリョーコに告げるキョウ。彼の腕の中で泣き崩れるリョーコの額には、セレブラントの証のセレブアイコンが…。

脚本:関島 眞頼
絵コンテ:下田 正美
演出:雄谷 将仁
作画監督:大貫 健一(キャラ)、西井 正典(メカ)

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