BLOOD-Cとは何だったのか のバックアップ(No.23)
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- 22 (2011-11-23 (水) 18:55:14)
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- 24 (2011-11-24 (木) 01:51:00)
- 25 (2011-11-25 (金) 00:20:21)
- 26 (2011-11-26 (土) 11:38:33)
- 27 (2011-12-07 (水) 07:54:48)
- 28 (2011-12-11 (日) 14:48:19)
- 29 (2012-01-03 (火) 02:30:08)
- 30 (2012-01-03 (火) 14:56:34)
- 31 (2012-01-03 (火) 15:22:49)
- 32 (2012-03-02 (金) 00:46:24)
- 33 (2012-05-05 (土) 13:36:52)
- 34 (2012-05-05 (土) 18:23:38)
- 35 (2012-05-06 (日) 12:57:39)
- 36 (2012-05-06 (日) 17:47:11)
- 37 (2012-05-06 (日) 22:57:05)
- 38 (2012-05-12 (土) 01:18:25)
- 39 (2013-05-24 (金) 20:20:47)
- 40 (2014-01-02 (木) 15:57:45)
- 41 (2014-01-04 (土) 06:08:00)
- 42 (2014-04-10 (木) 12:00:40)
- 43 (2020-02-29 (土) 10:01:13)
前書き †
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本編製作者の方々とは比べるべくも無いですが、『BLOOD+』『BLOOD-C』の2作品のまとめサイト製作を通じ、番組に向き合う時間が他の視聴者より多少長かった人間として、また、ネットでの動向・評判を継続して見守ってきた人間として、12話が終わった今、総括的な意見を書かせていただきたいと思います。
この作品を熱烈に愛していらっしゃる方、および、製作に携わっていらっしゃった方々には恐らく大変不躾な内容になることをご容赦いただければと思います。
「ファンサイト」の管理人として、またいいオトナとして、「わりと最低な行為」をしていることは自認しております。あらかじめお詫びの言葉を言わせてください。すみません。ごめんなさい。(文責:本サイト管理人)
目次 †
始まりは「ラスヴァン」(2000年) †
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Production I.Gが有名になるきっかけになった記念碑的作品『BLOOD THE LAST VAMPIRE』(2000年)。話の筋立てだけ見ると「無愛想でクソ強い謎の少女が等身大サイズの怪物を制服姿のまま日本刀で斬りまくる」という、身もフタもないものなのですが、
- 小夜のキャラクター造形が斬新だった(萌えを排したタラコ唇の顔(寺田克也デザイン)、英語で会話し、年上のアメリカ人諜報員たちよりも老成しているという男前さ)
- 終始英語で繰り広げられる会話(日本語字幕が出る)
- 細部まで綿密に描き込まれたリアルな人物と背景
- 音響・音楽・色彩設計等による不穏な雰囲気作りの絶妙さ
- 物語に最後まで一定の緊迫感を持たせ続けた脚本・演出の良さ
などなど、これまでの「いわゆる日本のアニメ」のイメージを良い意味で覆す、洋画ホラーの感覚を大々的に取り入れたことが最大の成功要因と思われます。この作品は海外でも高く評価され、I.Gの名を一挙に世間に知らしめました。また、I.G自体が単独著作権を持つ、初の作品となりました。
土6のTVシリーズ『BLOOD+』第1話の衝撃(2005年) †
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あまりにも実験的すぎて一作で終わると思われていた『BLOOD』ですが、これがなんとTVシリーズ化される!という話が舞い込んできたのは2005年。しかも放映時間は18:00で全4クールと聞き、初代ファンの多くが驚きました。あんな「スタイリッシュだけどグロ欝な話」を、またなんでそんな時間にそんな長尺で…?しかもスタッフはほぼ総入れ替えだと…?ラスヴァンのファンたちは不安と期待の入り混じった気持ちで放映開始に臨んだことと思います。
そんな多くのファンの期待を背負って始まった『BLOOD+』の第1話アバンはなんと!ベトナム戦争下での狂戦士化した黒小夜の、翼手も人間も区別しない『血みどろ・大・虐・殺★』でした。夜6時に家族と一緒に夕食を食べながら見ていた子供さん・親御さんたちにはさぞかしトラウマになったことでしょう。胸が痛みます。I.GとMBSはいったい何を考えてこのシーンを冒頭に持ってきたのでしょう。頭が痛みます。
ただこの瞬間、『ラスヴァン』ファンの期待値はMAXまで上がったことは間違いありません。「俺たちのI.Gはタブーに挑戦してくれる!きっと土6なんていう時間帯でも硬派なストーリー展開をしてくれるに違いない!」と。
まあその期待はほどなく裏切られることになるのですが、序盤のインパクトを引きずって最終話まで付き合ってしまった初代ファンは当時かなりの数いたのではないでしょうか。
ただ、至極まっとうな反論として「いや、こんなノリでずっと続けてたら、いずれ視聴者やPTAから抗議が来て打ち切りだよ!」という声もありました。こういった心配は当然製作側もわかっていたようで、本作は第2話以降「ややグロながらも比較的ソフトな路線」を歩み始めます。
さまよい続ける主人公「二代目小夜」(BLOOD+) †
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さて、タラコ唇こそ先代を踏襲した『BLOOD+』版の小夜ですが、内面は初代とまったく異なり、「戦いたくない病」に序盤から終盤まで一貫して冒され続けることになります。
二代目小夜は「あたし戦えない」→「小夜、戦って(byハジ)」→(何かふっきれる)→「うん、わたしもう迷わない」→(何かショックな新事実発覚)→「やっぱりあたし戦えない」のループを一年間延々繰り返すのでした。
大抵の視聴者はあきれて視聴を打ち切るところですが、なんとこの小夜、「低血圧で会社や学校に行きたくない女子」の「あ、なんかあたしと似てるかも」といった共感を(期せずして)得てしまいます。
また、ディーヴァやそのシュヴァリエなどの豪華な敵役を始め、周囲のキャラがみんな立っていて、しかもたいがい小夜LOVEだったため、視聴者女子が小夜に感情移入することによって「プチハーレム」気分を味わえたことも人気につながりました。
本作は「全てを手放しでは褒められないけどなんとなく好き」という独特のファン層に支えられ、(視聴率的にはあまり振るわなかったものの)打ち切られることなく4クールを走りきります。また、DVDや解説本、コミカライズ版の売り上げもそこそこ良かったようです。
ちなみに『BLOOD+』の良かった点を上げると、以下のようになるでしょうか。
- 小夜はウジウジしてたけど、基本どこにでもいるような「普通に素直な良い子」であり、感情移入しやすかった。キタエリさんも一所懸命演じていて、視聴者も主役を気持ちよく見守れた。
- 脇キャラ含め「本当に悪い奴」はそんなにいなかったし、それぞれの行動原理にも無理が少なかった。
また、外見・性格ともに個性的で魅力的なキャラが多かったので、それぞれのキャラに一定のファンがついた。 - ストーリー的にはループが多い上、途中でダレる部分もあった(4クールは長すぎた)が、解かれるべき謎に対しては徐々に明らかになっていった。伏線もほとんど真摯に回収されたので視聴者的にはすっきりした。
- 世界中を回る、「ロードムービー」「旅番組」的な面白さがあった。各国の風景や食べ物(本当に美味しそうだった)も丁寧に描かれ、小夜ら一行と共に旅をしている気分が味わえた。
- 雑魚敵である翼手にも「ある種の恐怖感」があり、突然の襲撃シーンや虐殺なども「安易な笑いに転化」などされることの無いよう、真面目に演出されていた。
パチンコ業界への進出と実写映画化(2009年) †
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2009年07月、タイヨーエレックよりパチンコ新機種「CR BLOOD+」シリーズが発表になり、10月から全国のパチンコ店に並び始めます。この機種はストーリー性もあいまって結構な人気機種となり、I.Gの単独著作権保有の作品だったことから、I.Gに多大な収入をもたらしました。このあたりから「オリジナルをやると儲かるのだな」という思想がI.G社内に徐々に芽生え始めたのではないでしょうか?
パチンコ化が確定した2009年前後くらいから、新たなBLOODシリーズの企画模索が(恐らくパチンコ化も念頭に置いて)始まったのではないかと思われます。
また、この年には香港・フランス合作の実写版映画「ラスト・ブラッド」もひっそりと日本で公開されます。本作品は前半で初代ラスヴァンのストーリーとカット割をアホほど忠実にトレースしていること以外、特に語るべき点の無い「フツーの香港映画」なので割愛します。
そしてついに3作目『BLOOD-C』が発表に!(2011年) †
2011年春ごろより、「I.GがBLOODの新作を作るらしい。キャラデザはCLAMPらしい」という情報が流れ始めます。しかしここでネット上の意見は真っ二つに分かれます。
- 「やった!シリーズ3作目素直にうれしい。I.G.もBLOOD+での冗長さをやめて1クールで来たし、水島監督も有能だそうだからきっとテンポ良くやってくれる。CLAMPキャラはコードギアスでも成功したし。今回のキャラはややベタだけどまあ許容範囲内だよね。」
- 「最近のCLAMP作品のストーリーは一時期の質がとても望めない(「オチぶん投げ」も多い)。脚本までさせるのはどう考えても無理だ。原案くらいにしといたほうが無難。キャラデザもいかにもなCLAMPテンプレキャラで2010年代のアニメとは思えないほど新味に乏しい。コードギアス同様、もう少し別の人が手を加えたほうが良い。このままではひどいことになる。少なくとも俺は見ない。」
このように、事前の下馬評が割れた『BLOOD-C』ですが、1作目のファンも2作目のファンも新規ファンもCLAMPファンも、なんだかんだ言いながら、みんなが期待と不安を胸に、第01話の放映を待つことになります。そして…。
ついに始まった『BLOOD-C』第01話、果たして… †
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ついにその日がやってきました。「第01話の一般放送はニコニコ生放送の試写会が最速!」ということで、熱心なファンは「ニコ生」に詰め掛けることになります。放送直前に一般アカウントで入って満員で蹴り出され、慌ててぎりぎりのタイミングでプレミアム会員になって入れた人も多かったようです。(私もその一人でした。)
新生BLOODの第01話アバンタイトルは、意味深な(初代を想起させる)場面を次々につなげたフラッシュバックシーンで始まります。画面にかぶさるのは、この作品のテーマに迫るナレーションと不穏な音楽。いやがおうにも期待が高まります。「俺たちのI.Gは今度こそ本当のハードボイルドを見せてくれる!時間帯も深夜だし、きっと思い切りオトナ向けのハードで硬派なストーリー展開をしてくれるに違いない!」
そして始まるOPはイントロから何か期待感の高まるロックナンバー。登場人物たちのちょっとほのぼのした紹介シーンがしばらく続きますが、後半は梅津監督(ディレクション)×I.G.(作画)による流麗なシーンが次々と展開されます。赤い花びらが小夜の裸体から剥がれ落ちていくシーン、超高速で展開される殺陣のシーン、そして最後には何者も寄せ付けないかのような小夜のクールな微笑。何もかもが素晴らしく、作品の今後の成功は約束されたも同然に見え、ファンのテンションはかなり上がったものです。
続く本編は、巫女姿の小夜が本殿で瞑想するシーンから始まりますが、ここでなんと!いきなりの「コケ」が入ります。今度の小夜はまさかのドジっ娘でした。「ズコー!」と視聴者も心の中で一緒にコケます。「CLAMPテンプレの純真無垢な天然・愛されキャラ系か。食傷気味だなー」「いや、OPラストのクールな笑みからすると二面性を持ったキャラかもよ」等々、ニコ生の実況コメントでも考察が始まりました。
父との会話、(これもCLAMPテンプレの)イケメンな優しいお兄さん(文人)との会話を経て、いよいよ学校への登校シーンが始まります。
しかしここで視聴者は先ほどのコケもかすむほどの大きな衝撃を受けます。衝撃はまず耳から入ってきました。
「♪今日は、いい天気〜♪」うわ何この娘、歌いだしたよ自作の歌を!しかも曲は幼稚園児が作詞作曲したレベルだよ!実況は阿鼻叫喚に包まれます。
そう、今度のBLOODは「ハードボイルド」ではなく「ミュージカル」だったのです。今回の小夜は「天然」程度の生易しい性格ではなく、そのさらに斜め上を行く「お電波さん」だったのです。あ…あるぇー?
ドン引きしている視聴者をよそに、話は進みます。一見和やかそうだけど無味乾燥で新鮮味の全く無いテンプレな級友たちとのテンプレな学園シーン。続いては(視聴者的には)理由もわからず戦いを強要されるという、理不尽な父娘の会話シーン。理不尽とも思わないでマジ顔で命令に従う小夜。
ただ、戦闘シーンは新鮮でした。祭られるはずの「地蔵」が敵になる不気味さ。水面をスーッと走る動きや、突然形態変化して襲ってくる純粋な怖さ。実際ネット上の評価は「地蔵怖ェェェ」「もう近所の地蔵を正視できない」「これきっと夢に出る」などの異様な盛り上がりを見せました。周囲の反対を押し切って地蔵を初回の敵役に据えた水島監督は慧眼だったと言えるでしょう。
しかし、地蔵は(アニメ内では)何も悪いことをしていないのに倒されてしまった点、戦闘シーン以外は不自然で奇妙な演出てんこ盛りだった点など、視聴者は「この作品の今後に期待してよいのか?」という、なんとなく微妙でもどかしい状態のまま01話を鑑賞し終えることになるのでした。
『BLOOD-C』第02話…恐ろしいものの片鱗を味わった… †
さて、1話切りしなかった視聴者は、それなりの期待を持って02話鑑賞に臨みます。最初のシーンで蝙蝠型古きものとの戦闘があり、お、いよいよ新展開かな…と思った彼らは、その後ポルナレフばりの恐怖に襲われます。
ありのまま、そのとき起こった事を話します。『02話を観ていたと思ったら、いつのまにか01話と同じ展開になっていた』
何を言ってるのかわからないと思いますが、我々も何をされたのか最初わからなくて、頭がどうにかなりそうでした。
朝起きて、神社から出て、喫茶店によって朝食を食べて、歌いながら登校して、教室に着いてテンプレ級友とテンプレ漫才して、テンプレ不良は今日も愛想が無くて、テンプレ女教師はフェロモン振りまいてて、帰宅して、父様に「古きものを討て」と言われて、化物と戦って、軽くピンチになって、本気出してやっと勝って…。
そう、なんと、02話は01話の話の丸コピだったのです。
「俺たちのI.G.はもしかしてエンドレスエイトをやろうとしているのか…?」
しかも01話より敵がしょぼい。2010年代なのにそこだけ1970年代のレベルの造形。食虫植物と蛇をモチーフにした巨大な花って…しかも巨大なせいでギャグみたいになってしまっていまいち恐怖感が伝わりません。
1クールの連続アニメで「つかみ」が大事な序盤にこんな捨て回を持ってくる製作陣に対し、ファンの一部はあきれ、一部は悲嘆に暮れます。ネット上では「2話切り」を宣言する者がかなり出始めました。
その後も継続視聴し続けたファンの間においても02話の印象は薄く、2〜3週経つと「あれ?02話ってどんな話だっけ?敵どんなヤツだったっけ?」と(ネタではなくマジで)忘れ始めるものも出る始末…。
『BLOOD-C』第03話…パン屋は犠牲になったのだ… †
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03話まででかなりの視聴者を振り落とすことになった『BLLOD-C』ですが、がんばって見続けた継続視聴者はさらなる試練にさらされます。
今回もどこかで見たような朝食シーン、学校シーン、喫茶店シーン、日常描写はことごとく退屈な流れです。まるで80年代〜90年代のアニメを見ているのかのような新味に乏しい描写、テンプレな小夜の天然発言とテンプレ級友のテンプレな返しにいらいらした視聴者は多かったようです。2010年代のI.G.の作品として期待されるレベルを満たしていないこのアニメは、いったいどこへ向かおうとしているのか?初代や『+』に比べても明らかに退化しているようにしか見えない、この「つまらなさ」「心の動かなさ」は何なのか?失敗作なのか、わざとなのか、何か事故が起きているのか、視聴者の興味は徐々に作品から作品を取り巻く環境に向けられ、メタ化していきます。
また、この回は「初めて一般人の犠牲者が出た」という記念すべき回だったのですが、ここで「小夜が犠牲者であるパン屋を平然と見殺しにした」としか思えない描写が物議をかもします。パン屋は「古きもの」である古い電車にふらふらと乗り込んで、その中で瞬殺されてしまうのですが、一部始終を見守っていた小夜がパン屋を止めなかった点、パン屋が死んだのを見届けた後、悠々と電車に乗り込み、死体を見ても微塵も動揺しなかった点などがネット上で批判にさらされます。
この回の放映から1〜2週は、ネットでは主役の小夜よりもパン屋の話題のほうが多くなるという逆転現象が起きます。小夜は「今期アニメで最もdisられる主役」、パン屋は「今期アニメで最も哀悼される脇役」として歴史に刻まれることとなりました。
『BLOOD-C』第04話。あの…犯人わかっちゃったんですけど。 †
03話でも視聴を切らなかった視聴者たち。この段階で踏みとどまった精鋭たちは、まともに鑑賞することをあきらめ、だいたい3派に分かれて本作を楽しみ始めることになります。「裏設定を考察して真相を推理したり今後の展開を予想する考察派」「駄作であることは甘受しつつ、あえてツッコみどころを探して楽しむツッコミ派」「制作状況を心配しつつ監督・声優・作画スタッフの心労をしのぶメタ派」の3派です。
このどれかの視点で見る限り、このアニメはどうにか視聴継続できるレベルでネタを提供し続けることになります。今回特に「考察派」が喜んだ部分としては、犠牲者の発言「話が違う!」です
ただ、ここから「この世界は実は箱庭・実験場なのでは?」という疑惑が生まれます。「画面の視点=カメラ」という指摘もこのあたりでなされ、黒幕もナレーション担当であるギモマス一択となり、比較的早い段階において、最終話のオチがだいたい「読めて」しまうというまずい事態となりました。
これは謎解きを骨子とするミステリであれば致命的なミスなのですが、ここで視聴者は「経過と展開を楽しもう」と前向きに頭を切り替え始めます。また「あまりにも見え見えの筋立てなので、実はどんでん返しがあるだろう。ギモマス一周して味方とか」といううがった意見も一部に出始めます。
(この項続きます。徐々に更新される予定です。)
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