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HG IBO 百錬

006 STH-05 百錬  2015年11月14日発売 本体価格1000円

シリーズ:1/144 HG IBO/IBAシリーズ
 (005 百里 ←? → 007 ガンダムバルバトス&長距離輸送ブースター クタン参型)

総合プロポーション関節・可動色分け・合わせ目ギミック武器・付属品

(レビュー投稿日:2016/10/15)

総合 ○

テイワズの主力MSのキット化。劇中では主にテイワズの下部組織タービンズのMSパイロット・アジーが搭乗。
戦国時代の侍を思わせるようなデザインが目を引く。

オルフェンズのキットだがガンダム系/グレイズ系のようなフレーム再現はされておらず、これまでのガンプラと同じ構造をしている。
キットは気になる点はあるものの、独特なデザインを格好良いと思えるなら買って損はない。

バリエーションキットとして、カラーリングが赤系統でアサルトライフルが追加された百錬(アミダ機)が発売されている。

プロポーション ◎

無骨かつマッシブなプロポーションで、設定画に比べ少し上半身が細い気もするが再現度は高い。
悪役のような鋭い目に頭巾を被ったような頭部、大きくせり出した胴体/サイドアーマーの白、恐ろしく太い太腿〜急速にすぼまる足首から極端に小さい足と、各所のラインの繋がりが綺麗で格好良く仕上がっていると感じる。

関節・可動 △

肘は160度近く曲がり、膝は100度くらい。股関節も良く動くが、広げ過ぎるとサイドアーマーがすぐポロリする。
首は背中のパーツが干渉してほとんど上を向けない。左右は良く動く。
肩は装甲部分が外側に開いて干渉を避けられるようになっており、90度以上上げることが可能。ただしあまり装甲部を開くと見栄えは悪くなる。
肩根元のボールジョイントは肩ア―マーがほんの少しだけ干渉する関係で、動かしているとやや外れやすくなるが、許容範囲か。
二の腕にはロール軸があるが、肩アーマーと盛大に干渉するので殆ど回らない。
また、手甲パーツを外して武器やナックルガードを持たせる構造になっている都合で、手甲パーツのはまり具合は明らかに緩く調整してあり、ダボ穴が根元の一つしかないこともあって非常に外れやすい。武器の保持力に関しては、銃に関しては問題ないのだが、ブレードの方はギリギリ持てると言った感じでかなり緩い。保持部分にディテールがある訳でもないのになぜこんなに緩いのか…。自分で調整した方がいいだろう。
足首が左右方向に割とよく動くので接地自体は優良だが、足首の小ささから自立はかなりしづらい。
足裏の肉抜き穴に混じって3mm径の穴が開いているので、ポーズをとらせて飾りたい場合には台座を自作すると良いかもしれない。

まとめ
○肩・肘・膝・股関節が見た目に反してよく動く
○足首もよく動くので接地性は高い。しかし足が小さすぎる関係で自立させるのは結構手間。
×太い脚とよく接触するためにサイドアーマーがポロリしやすい。ただしこれは構造上仕方がないし、サイドアーマーの取り付け自体は緩いわけではない
×二の腕ロールが装甲と干渉して、前後15度ずつ程度しか回らない
×手甲パーツが非常にポロリしやすい
×ブレードの保持力が心もとない
×サイドアーマーとナックルガードがプラ同士の取り付けで非常にポロリしやすい

色分け・合わせ目 ○

ツインアイ、両肩と胸部中央の黄色三角がシールでの再現、腕部の白、肩や脚部の細かいダークブルーが足りない。
元の配色がシンプルな事もありHGとしてはかなり優秀な色分けなのだが、腕部の白が部位的に大きいのにシールが付属せず、ダークブルーのパーツに白を塗装する事になるので部分塗装もしにくいのはいただけない。

肩は前後、スネ・頭部は左右張り合わせ。ライフルカノンもモナカ割。
スネ部分はしっかりした合わせで殆ど気にならないが、(形状・価格的に仕方ないとは言え)いまどき頭部が左右張り合わせなのは流石に×。

ギミック −

特になし。

武器・付属品 ○

種類は少ないが劇中どおり。
サイドアーマーとナックルガードはプラ同士の取り付けでポロリしやすい。

  • 片刃式ブレード、鞘
    リアアーマーにマウント可能。
  • ライフルカノン
  • ナックルガード
    サイドアーマーから脱着、中のグリップを持ち手に持たせて装備。




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