Top/1/144 HGHM エルガイム Mk-I

1/144 HGHM エルガイム Mk-I

001 エルガイム MK-I  2001年10月発売 本体価格1500円

総合◎

総評 ◎

最近のキットと比べると可動範囲が劣るものの、ABS素材のムーバブルフレームはMGガンダムF91クロスボーンガンダムで採用されたポリキャップレスを採用した先駆的キット。
過去のハイコン版を彷彿させるプロポーションは現在のHGキットと比べても見劣りしない。ただ、太もも・脇・肩等の継ぎ目は最低でも処理しておくこと。美観がここで変化する。
脚部ランダムスレートは取り外しなしで開閉可能。支えるシリンダーが脚部パネルとともに連動し、フレームパーツの溝にはめれば固定出来る。

出してくれただけでも評価できるキット。
少々高めの値段ですがキット自体は出来も良く、パーツ構成、可動、付属品等バンダイの気合が見て取れる内容で、複雑なデザイン、ギミックを上手くまとめた良作。

2007年2月28日にはカラーバリエーションとしてメッキ+塗装済のエルガイム(ヘビーメタルコーテイングVer.)(2600円)という商品も発売された。

プロポーション ○

設定画とは異なり、頭がかなり小さくなってスマートな印象を受ける。好みは分かれるところだが十分納得のレベルか。
エルガイムの特徴であるスネ部のランダムストレート(装甲)開閉は保持力を重視した格好になっているが、内部メカの雰囲気は出ている。
シールドとパワーランチャー(ライフル)の接続方法など、色々違いはあるが気にならない程度かと。
実際ヒーローっぽいスタイルでカッコいい。

関節 ○

関節等、茶色のパーツ全部がABSで成形されている。
ヒジ、ヒザは構造上仕方ないが、上腕、つま先、かかと等もギミックのためABSパーツなので弛みが不安。保持力は十分ある、あまり動かさないほうがいいかも。
可動範囲は広く、様々なパーツが動く。ヒザは90°近く曲がり、肩は前後可動する。腹は二重関節(胸側がボール、股側がピン)。
上腕と肩の接続部の隙間を内側に逃げるパーツをつける事によって、肩が設定画に準じた形になっている。
接地性は良好だがつま先、かかとの可動は折りたためるギミックのために存在しているので接地性には何の影響も与ない。
ポリキャップはランダムストレートを開いたとき足首部に露出あり。

色分け △

本体はスネ内側のメカ部が白い位だが、シールドの裏、ランドブースター(バックパック)、バスターランチャー等武装類はきつい。
本体のパーツ分割はよく練られていて楽だが、ABSの塊なので減点とした。

武器・付属品 ◎

  • パワーランチャー×2
  • バスターランチャー+握り手(右)
  • セイバー(ビーム刃白成形)×2+握り手(右)
  • バインダー(裏面にサーベル×2、Sマインをマウント可)
  • ランドブースター
  • 握り手(左右)
  • 平手(左右)

基本の装備は一通りそろっている。何よりバスターランチャーがついているのが嬉しい。
サーベルの刃は別パーツなの良いが色はまっ白なのは残念。
パワーランチャーは旧キットよりも設定・作画重視の砲身細め・長めになり、バインダーも旧キットより小型化、ランドブースターも一回り小さく、収納形態にすることが出来る。
バスターランチャーはエルガイムマークIIのものと同型。エネルギー供給ケーブルは細めのビニールチューブで再現され、コネクターも付属。1〜3チャンネル接続可能。ビニールチューブで上手く垂れ下がってくれないので、中に針金を入れるかリード線に変えるかした方が良い。

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