MG ガンダム
001 RX-78-2 ガンダム 1995年7月発売 2625円 (税抜2500円)
シリーズ:1/100 MGシリーズ
(→ 002 ザクII (シャア・アズナブル少佐機))
総合× 関節○ ギミック○ 武器○
総評
記念すべきMGシリーズの第一作目。すでに大昔のキットで、現在では記念碑的作品としての意味合いが強い。
関節構造の古さなどから、単にガンダムのMGがほしいのであればVer.1.5、Ver.Ka、パーフェクトガンダム(を中の人目当てで買う)、Ver.O.Y.W、Ver.2.0、Ver.3.0などをおすすめする。
このキットの意義を知り、より深く味わうためには、1980年代後半から94年ごろまでのガンダムシリーズとガンプラ(特に初代HGガンダム)、模型誌でのRX-78の作例、ガレージキットなどがどういう状況にあったのか知っておく必要がある。興味があればそういったことを調べてみるのもまた一つの楽しみ方だろう。
プロポーション
PG版やHGUC版などのがっしりとした体格、Ver.G30th版やRG版などの細身ながらメリハリのあるプロポーションとは異なり、安彦良和氏の描くようなスマートで人間的な体型での立体化となっている。
最近のガンダムに慣れた人には変に見えるかもしれないが、顔の感じといいスネの細さといい、安彦版として見た場合のプロポーションはなかなか良好。
だが全身のスジ彫りやディテールのアレンジなどは、当時の目にもあまりセンスのあるものとは映らなかった。
関節
現在のような全身フレーム構造とはなっておらず、独立した個々のブロックにそのままポリキャップを仕込む簡素な構造。厄介な挟み込みはなくブロックごとに組み立て・塗装が可能である。
可動範囲は標準並み。保持力は全体的に弱めだが自立には問題なし。
注意点として前腕にはシールドのラッチが存在しない。また武器の持ち手も付属しないので、武器類は保持力がほぼ皆無の可動指でむりやり保持するか、アサフレックス製の平手を曲げて握り手を作って対応しよう。
ギミック
全身のハッチのフルオープンとコアファイターの変形、収納が大きなギミック。
現在のような内部フレームはなく、内部ディテールはハッチが開く部分のみの再現にとどまる。
当時はここまでの可動範囲とプロポーションを両立させたことが何よりも最大のギミックだった。
武器・付属品
- ビームライフル
サイドスカートにマウント可能。 - ハイパーバズーカ
腰の後ろのラッチにマウント可能。 - ビームサーベル×2
- シールド
バックパックにマウント可能。 - コアファイター
完全変形はできず、コアブロック時には尾翼を取りはずす。 - コアブロック(ダミー)
ガンダムとコアファイターを別々に飾ることが可能。 - 1/100 アムロ・レイ
立ち姿と、コックピット用の着座姿勢の2種類が付属。 - ディテールアップ用パーツ
好きな箇所に接着できるフックなどの小パーツ。
通常のシールの他にガンダムデカール、胸部ダクト用メッシュが付属。左肩アーマーにはペガサスのマークがタンポ印刷で再現されている。
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