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MG ガンダム Ver.2.0

111 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0  2008年7月26日発売 4410円 (本体4200円)

シリーズ:1/100 MGシリーズ
 (110 真武者頑駄無 ← → 112 ザクキャノン)

総合◎ 関節◎ ギミック◎ 武器◎

総評

原点を追求するというコンセプトのもと、原作アニメの作画を強く意識した外装に最新技術がつめ込まれた良キット。
そのアニメ風リファインの是非や足首などのプロポーション面では評価が分かれるが、コア・ブロックを内蔵しながらも可動する胴体や、大きく引き出せる肩関節などにより劇中の様々なアクションポーズを再現できる点は高く評価されている。
また、MG初の立体化となるスーパー・ナパームが付属するなど武装も豊富。
ボックスアートもただの彩色されたCADデータではなく、TVアニメオープニングの1シーンを彷彿とさせるイラストになっている。

プロポーション

アニメ版を大きく意識しており、今までのMGガンダム(→Ver.1.0、→Ver.1.5、→Ver.Ka、→Ver.O.Y.W.)のキットの中では一番劇中のイメージに近くなっているが、アニメ版の設定画などを忠実に再現したものではない(開発者も厳密なアニメ版であるとは言っていない)。
歴代のMGガンダムと比較すると、目の下のクマドリが縦に長くなり、胴体は細長く肩アーマーはやや小さく、腕は細めで拳は大きく、つま先はかなり短い。装甲にはモールドがほとんど入っておらずシンプルで丸みを帯びたものになっており、全体的にはカクカクとしたロボット的なものから人間的なスムーズなラインを意識したプロポーションとなっている。
MGで出ている他のVer.2.0キット(Mk-IIZザクゲルググ)や今までのMGでのリファインとは方向性がかなり異なるため、それらと一緒に並べると同じ世界観の兵器同士に見えなくなる点は注意。またディテールアップやアレンジがなされた現代風のガンダムに慣れた人にとっても好みの分かれるデザインかも知れない。

また難点として足首の太さと、足首アーマーの飛び出しの大きさがつま先の小ささを際立たせてしまい、脚部全体のラインが崩れてしまっているのは残念。
腰アーマーのフロント・リアとサイドとのつなぎ目部分は、クランクしたアーマーの縁が噛み合わさるアレンジになっている。
成形色はやや黄ばんだ白に明るめの青、くすんだ赤色のアニメ調。
顔の脇のダクトや、フェイス部分のへの字スリットまでも開口されている。

関節

ライフルを両手でしっかりと構えることができる腕や、正座すら可能な足など、そのシンプルな外見からは想像もできないほどよく動く。
また、アウター式可動フレームによりコア・ファイターを搭載しながらひねりや上下の可動を実現。
手首は指の第2関節も曲がる5指可動で、つま先にも関節がある。

ギミック

コア・ファイターは1/100のフィギュアの大きさを基準に再設計されており、引き出し部分を持つ主翼やシートの回転といった新機軸を盛り込みつつ完全変形する。
コクピットはハッチが開くだけでなく、シャッターのスライド開閉まで再現。
腰の耐熱フィールドハッチ(V字マークがついている赤い部分)も開閉できる。

武器・付属品

  • ビーム・ライフル
    シールドの裏にマウント可能。
  • スーパー・ナパーム
    MGでは初めての立体化。
  • ハイパー・バズーカ
    腰の後ろのラッチにマウント可能。
  • ガンダム・ハンマー
    チェーンはプラ製。∀ガンダムに付属するものと同一品。
  • ビーム・ジャベリン
    ビーム刃は無色クリア成型。
  • ビーム・サーベル×2
    ビーム刃はクリアピンク成型。
  • シールド
    バックパックにマウント可能。
  • コアファイター用ディスプレイベース
    無色クリア成型。
  • 1/100アムロ・レイフィギュア
    ノーマルスーツ(立ち姿・着座)、私服(立ち姿)の計3体が付属。
  • ガンダムデカール、マーキングシール




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