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MG ∀ガンダム

100 WD-M01 ∀ガンダム  2007年8月9日発売 3990円 (本体3800円)

シリーズ:1/100 MGシリーズ
 (099 シャア専用ゲルググ Ver.2.0 ← → 101 デスティニーガンダム)

総合◎ 関節◎ ギミック◎ 武器◎

総評

MGシリーズの記念すべき100番目となるキット。
シド・ミード氏の画稿をカトキハジメが徹底的に読み解き、全身のディテール、特徴的な頭部、胸部やスラスターベーンの構造をていねいに再現。従来のMGで定番であったインナーフレームや関節にとらわれることなく、ターンエー独自のスタイルを追求している。
そのためプロポーションや立体造型としての完成度は最高レベルのものとなっており、元のデザイン的に食わず嫌いの人にもすすめられる決定版。
初回出荷分には小冊子「ガンプラ∀(ターンエース)」が付属する。

プロポーション

アニメーション用のスタイルをもとに、シド・ミードのデザインラインやディテールを盛り込み、うまくまとめている。ミード画稿の完全再現というわけではないのでミードファンは注意。
旧1/100キット?との比較でいえば、全体的にスマート化かつメリハリが強調されており、特に上半身が小さくなっているのがわかる。しかし、人によっては丸い頭部、小さな背中が気になるかもしれない。コクピットは言うまでもなくスケール不足。
合わせ目やゲート跡がなるべく表に出ないように設計されているが、頭部の合わせ目と太股の黒い線のゲート跡が目立つのはやや残念なところか。
目のクリアーパーツの裏に、表面が黒、粘着面が銀のシールを貼るようになっていて、カメラアイを光らせる定番工作をキットのままで実現。
胸の十字部分はアニメ版の青成型のもののほかに、ミード版の白成形のものが付属。
いわゆるバンダイエッジが極力抑えられており、各パーツの美しいラインやヒゲのシャープさが損なわれないようになっている。

関節

ポリキャップレスの完全ABSフレーム。 無理なはめ込みはなく組みやすい。
可動範囲はとても広く、劇中のポーズも難なくできる。
肩アーマーは設定どおりに前方が独立して回転、後方へとスライドすることにより、肩の可動範囲を妨げない構造になっている。
スネには可動軸があり、ポージングの自由度や脚部の流れるようなラインの構成に大きく貢献している。
胴や股間、足首はボールジョイントではないため、きちんと可動する方向を確認しながら動かすとよい。
指はこのスケールでは初となる5指独立可動だが、やや人差し指がプラプラする。手の平のピンが長いため武器の保持は問題ないが、手の平のピンだけに頼らずしっかり持たせてあげるのがよい。その他に左右の平手が付属。
前述のように関節はポリキャップレスのABS接続であるため、塗装派は仮組みも含め注意。

ギミック

コアファイターは完全変形。
胸部マルチパーパスサイロは前後のハッチが開閉し、内部にはミサイルが再現されている。さらに内部ブロックが着脱でき、付属の牛を収納することもできる。このハッチ開閉ギミックはむりやり開こうとすると破損しやすいため(特にB15、B16)、きちんと説明書を読んで、特殊パーツ(H3)で押し出してからていねいに動かそう。
腹部ビーム砲はスライド展開式。
脚部スラスターベーンは足の動きに合わせて連動する仕組みで、正座の姿勢をとらせるとしっかりかみ合う。

武器・付属品

  • ビームライフル
    最大出力モードにできるが、スライド部が抜けやすいので注意。
  • ビームサーベル×2
    ビーム部はクリアピンク成形、劇中のような細く直線的なもの。
  • シールド
    グリップ基部が上下にレール可動。
  • ガンダムハンマー
  • 1/100ロランフィギュア
    シリーズ後半のパイロットスーツでの立ち姿。座りはコクピットと一体成形。
  • 1/100牛フィギュア
    胸部サイロに収納可、そのためやや小さい。
    ガンプラ初の動物フィギュア。
  • アクションベース1?用ジョイントパーツ
    背中に取りつけることでベースの差込口に対応する。

ライフル、サーベル、シールドの3つの武器は、マウントパーツにより背面へ取り付け可。
月光蝶を安易なエフェクトパーツで付属させなかったのは英断。

対応するアクションベース

  • アクションベース1?(上述のジョイントパーツが必要)




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