HGBD ガンダムダブルオーダイバー

総合◎

総評

HG 00 ダブルオーガンダムの流用キット。関節構造は同じなので可動範囲はそちらを参照して欲しい。
ダブルオーガンダムは良キットとして知られているが、10年前のキットなのでやや気になる部分もある。しかし、かなりパーツが追加されて1000円という値段は破格であり、そこを考慮して◎評価とした。ちなみにダブルオーガンダム用の余剰パーツはあるが、完全なダブルオーガンダムとしては組めない

関節　○

元キットの時から指摘されていた、サイドアーマーや手首の保持力の低さは改善されていない。サイドアーマーはGNソード2をマウントすることもあってかなり取れやすい。GNソード2のサイドアーマーへのマウントも、プラの挿しこみ構造なので保持力が低く外れやすい。マウントした状態でポーズ付けしようとすると頻繁にポロリする。
また、GNソード2はライフルモードにもなるが、ライフルモードの時のグリップの保持力が全くと言っていいほどない。説明書ではライフルの尾部を腕部の穴に差し込んで固定するように指示があるが、実際には微妙にモールドはあるが、穴はなく、全く固定出来ない。これは設計ミスではないだろうか。

色分け　○

色分けはおおむね良好で、センサー類などの細かいところをシールで補完する。頬部分のグレーのシールはやや目立つが、元キットではシールでの補完すらなかった部分なのでむしろプラスか。額のセンサーはクリアグリーンのパーツの上から赤いシールを貼る構造になっているが、どうしてもシールの下のパーツが覗いてしまうので、見映えが悪い。せっかくのパーツ分割がシール仕上げだと仇になってしまっているので、塗装した方が良いだろう。無理にクリアパーツを活かさずに普通のレッドで塗っても違和感はない。あるいは設定を無視してクリアグリーンで仕上げてしまうのも見映えはいい。この場合はクリア部分の下地を塗装してやろう。

武器・付属品　◎

このキット最大の売りはハンドパーツの豊富さであり、平手や銃持ち手、拳手など全部で8個もあり、手甲パーツも8個分付属している。値段も安いため、他キットへの流用目当てという点でも評価の高いキットになっている。
ビームサーベルの柄はあるが、ビーム刃は付属しない。