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HGAW ガンダムエアマスター

184 GW-9800 ガンダムエアマスター 2014年7月26日発売 本体価格1700円

シリーズ:1/144 HGUCシリーズ
 (183 シュツルム・ガルス ←? → 185 ローゼン・ズール(エピソード7Ver.)?)

総合○ 関節○ 色分け△ 武器・付属品△

総評 ○

ガンダムエックスノーマル/ディバイダー?)・ダブルエックスに続いてHGAWの第4弾であり、いわゆる平成3部作の主人公サイドでは唯一となる非主役ガンダムのHGキット。
最大の特徴である変形機構は一部差し替え式で再現、MS形態・ファイター形態の双方で良好なスタイルを実現している。
主役機ダブルエックスと異なりオールガンダムプロジェクト(以下AGP)には名を連ねていないが、関節に軟質プラ素材とPC-002を採用している点は共通。
武装・オプションが少ない半面、価格はダブルエックスと同等とやや割高感があり、色分け・武装などに今一歩の部分も見られるが、全体で見れば可動範囲・造りやすさなど最新のキットとして恥じない出来栄えである。
なにより、今ひとつキット化の機会に恵まれないガンダムXという作品から、脇役ポジションであるこの機体が発売されたことをまずは評価したい。

なおキットの評価とは関係ないが、一部のキットにのみにE-5パーツに成形不良がみられるとの情報がネット各所にてあり。
バンダイのお客様相談センターに電話することで交換等の対応はしてもらえるようだ。
とはいえ余剰成形部分をニッパー等で切り取れば簡単に修正できる上に、不良のあるキットはごく僅かであるらしいため、あまり購入に慎重になる必要はないだろう。

色分け・武装はやや厳しく評価したが素性は良いキットなので、ちょっと手をいれるのが苦にならない人、平成ガンダムに思い入れのある人ならば買って良いと思う。

プロポーション

設定身長17.2mと小柄な機体であり、スタイルも小顔でややスマートと今風。
MS形態・ファイター形態双方で良好なプロポーションバランスである。
変形時の差し替えは頭部と胸元の2パーツで、頭部のみ余剰パーツとなる。

なお完全に余談ではあるが、ファイターモードの機首は機体の前方向までかなり傾けることができるため、マクロスシリーズにに登場するバルキリーのガウォークモードのようにして遊ぶことが可能である。

関節 ○

アゴが引けず俯けない以外は、全体的に可動は良好で保持力も充分。
肩はボールジョイント接続で、基部に前後スイングあり。腕は水平よりやや上まで上がる。
肘は2重関節で120度程度曲げることが可能。
腰は180度回転。変形時の負荷を考慮してか前後左右には動かない。
股関節は前後・左右に加えて太腿ロール軸の3軸になっておりよく動き、開脚はサイドアーマーを干渉しないようにずらせば180度可能。
また他のAGPキット同様、股関節そのものにに傾斜をつけられるようになっている。
ヒザは2重関節で180度まがり、ややぎこちないがヒザ立ちも可能
足首は前後にはよく曲がるが、デザイン上の問題もあり左右の動きは控えめ。
つま先も可動するが上方向には水平以上に開かないため、接地には無関係。
腿ロールを利用して角度つければ接地性そのものは決して悪くない。

前述のアゴに関しては、干渉部を少し削りこむことで若干の改善が可能。

色分け △

主要部分の色分けはパーツ成形色によりほぼ再現。
特に旧キット1/144ではシールによる再現だった主翼・肩前面のウイングはしっかりと色分けされている(黒ラインはシールで再現)。

一方で肩の上ウイングや各部ダクト内部の黒など、細かい部分に色が不足している。
この事自体はHGというグレードやサイズを考慮しても妥当なのだが、問題はシールでのフォローが少ない点。
シールで補われている部分は、頭部カメラアイ・センサーを除けば肩の黒ラインのみであり、他は部分塗装が必要となる
せめて胸部インテーク内部の黒、襟元の黒ライン、肩ウイングの赤部分くらいはシールが欲しかった所。

武器・付属品 △

もともとシンプルな武装だけに、もう少しこだわってほしかったと感じる出来映え。

  • バスターライフルx2 
    軟質プラ製のモナカ割りで、ウイングゼロのツインバスターライフルにはあったグリップの収納ギミックはなし。
    サイドアーマー、前腕にマウント可能。
  • ショルダーミサイルx2
    もともとは1/100キットのオリジナル武装で、1/144スケールでは初の立体化。白の単色成型。好みで着脱することができるが、はずした場合、肩の上部のマウント穴がやや目立つ。
    またミサイルの安定翼付近にパーティングラインが通っており、そのせいで成型に若干の歪みが生じている(個体差あり?)
  • 武器持ち手(左右)
    トリガーに人差し指をかけた状態で造型されているが、ライフルのグリップがやや細く、手の中でぷらぷらしてしまう。
    人差し指の出っぱり方は控えめのため、手ぶらの場合の違和感は少ない。




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