HG SEED ブレイズザクファントム (レイ・ザ・バレル専用機)

28　ZGMF-1001/M ブレイズザクファントム (レイ・ザ・バレル専用機)　　2005年6月29日発売　1575円(本体1500円)

総合○
シリーズ：1/144 HG SEEDシリーズ　(27 グフイグナイテッド (ハイネ・ヴェステンフルス専用機) ←　→ 29 ジンハイマニューバ2型)

総評

ブレイズウィザード装備のザクファントム（ザクウォーリアに右肩シールドとアンテナを追加）のキット。レイ機の白で成型されており、カラーバリエーションとしてディアッカ機がある。
シリーズではやや異例の1/100より後発となったリリース、またその時期にはすでに劇中で活躍が終わっていた点など、発売タイミングに恵まれなかった感はあるが、ザク本体がダブついているなどの理由がなければ買って損はない。
MS本体については基本的にザクウォーリアに準ずるため割愛し、本項ではブレイズウィザードについて記述する。

プロポーション

先に発売されたコレクションシリーズのブレイズザクファントムのものより洗練されており、スタイリッシュかつ大きい。

関節

スラスターブロック全体が前後に可動するが、軸の位置がコレクションキットに比べて低く、前方への可動範囲が小さくなっている。その代わりミサイルポッドのハッチに加え、コレクションキットで無可動だったテールバインダーや前後のスラスターカバーも開閉する。
このハッチ（E1）を後ハメする際は注意が必要（はめ込み時に力をかけすぎるとピンが割れるor白く濁る）。全塗装する場合を除き、事前手順にてはさみ込み式で組んでしまった方が安全だろう。むしろはさみ込みで問題なく組める部分なのに、このように破損の可能性のある後ハメをわざわざ指示しているのは疑問の残るところである。
また、可動部が多い割にポリキャップがあまり使われていない（11ヶ所可動中、ポリキャップ使用は5ヶ所）ので摩耗に注意。

色分け

背部バーニアの上下とそれを仕切るフィンが1パーツ成型なのがやや惜しいものの、ウィザードのために多色成型ランナーを1枚追加しただけのことはあり、このサイズとしてはほぼ完璧に色分けされている。ザクウォーリアとは異なる配色であるスネ側面のスラスターも2枚目の多色成型ランナーできちんと色分けされており、好印象。
ミサイルポッドのサイドとハッチ、それぞれの白ラインはホイルシールによる再現で、各バーニアの赤、フィンのライトグレー、ミサイル周辺の黒が要塗装ポイントとなっている。

武器・付属品

ブレイズウィザードに加え、シールドが2枚になったためビームトマホークが1本、マガジンが2個追加されている。
それ以外はザクウォーリアと共通なので、そちらを参照のこと。

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