HGUC ガンダムGP02 サイサリス
66 RX-78GP02A ガンダムGP02 サイサリス 2006.07発売 2100円 (本体2000円)
総合◎ 関節− ギミック− 武器−
シリーズ:HGUCシリーズ(1/144) (65 ヅダ ← → 67 パワードジム)
総評
プロポーション面は文句なしだが、ABS関節を中心に組みづらい部分のあるキット。
GP03以来、実に4年ぶりになる0083からのキット化(GP01からはなんと6年ぶり)。その間の技術力や表現力の向上により、非常に満足度の高い造形。
また巨大な装備品をへたらずに持てるように、ポリキャップを極力使わずABS樹脂の関節機構を積極的に採用している。同時期に発売されたMG F91と共にポリキャップレスへの試金石キットと言えるかもしれない。
HG SEEDシリーズの展示用スタンドが付属、アタッチメントを介して飛行姿勢で飾れる。
更にGP01Fb用のアタッチメントも付属し、2体で対決シーンの再現も可能。
なおFb用アタッチメントは陸戦型GP01も展示可能(GP03Sは無理)。
プロポーション
MGよりもアニメ劇中に近いプロポーションで、いかにも悪役重MS。
曲面主体の複雑怪奇なデザインをよく再現している。
特に脛周りの、左右非対称ながらそれを感じさせない造形は見事。
関節
今まで以上にABS製関節を多用しており、特にバインダーとバズーカ、シールドを支えなければならない腕部は、胴体側肩フレームから手首まで完全にABS関節。
バインダー展開&バズーカ射撃姿勢でも干渉せずにポーズが決まるのは嬉しい。
ヒザもABS製の二重関節だが、外装のマルイチモールド(スチロール製)にも負荷がかかる構造のため、丁寧に扱うよう心がけたい。
また重量を支えるためか、一度組むと分解しにくい部分や挟み込み式の関節が多いので、塗装派は製作前に塗装の順序を検討しておいた方が良い。
胸〜肩部のD25、D26、D27、ヒザのD19(破損報告あり)あたりのパーツは特にキツいので要注意。
これらは組立時にグリス類(メンタムやセラミックグリス等のプラスチックを侵さないもの)を使用するか、パーティングライン(とそれっぽく見える軸補強)をヤスリで整形し調整してやるとよい。
ガンプラのABSの中でも固く粘りのないタイプが使われているようで注意。
色分け
大まかな色分けは再現。
バインダーのラインや胸部ダクトフィンなどの黄色や細部はシール。
武器・付属品
- アトミックバズーカ(バレルの分割、照準機の展開が可能)
- ビームサーベル×2(柄はサイドスカートに収納可、ビーム刃はクリアグリーン成形)
- シールド(バズーカのバレルが収納可)
- 展示用スタンド(HG SEEDシリーズと同型)+アタッチメントパーツ(GP02用、GP01Fb用)
付属の展示用スタンドはサイサリス本体の自重に対しては少々軟弱で、シールドを持たせた場合軸がそちらへ少し傾いてしまう。
対策としては、シールドを持たせず展示するか、穴のサイズが同じであるガブスレイやアッシマーの台座を使用すると良い。
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