Top/HGUC パワードジム

HGUC パワードジム

67 RGM-79 パワードジム  2006.08発売 1260円 (本体1200円)

総合◎ 関節− ギミック− 武器−
シリーズ:HGUCシリーズ(1/144) (66 ガンダムGP02 サイサリス ← → 67 ザクI (黒い三連星仕様))

総評

1/100、1/144を通じて初のキット化であり、0083のGM系キットとしてもHGUCでは初。
地味ながら良作というGM系HGUCならではの出来だが、他の0083キットと同様に他作品のMSと並べても違和感の出ないような調整が行われている為か、純粋にカトキデザインを追い求める向きには多少不満の残るところもある。 ランナー構成やスイッチの配置を見る限り、他の0083GMの開発も視野に入っているようである。
アッシマーガブスレイ付属のスタンドが使用可能(キットには付属していない)。

プロポーション

アニメ設定画と比較すると増加パーツのボリュームが減っており、これはHGUC開発用画稿の段階でボリュームを減らして描かれているためと思われる。その反対に本体部分は開発用画稿よりも骨太で、頭部などが大き目なMGジム改風のバランスになっている。
その結果として設定画のような強いメリハリは薄まっている。「GM改の上に追加装備を施した」ものと、「GM改を一部改修した」ものとの解釈の違いだろうか。ヒザ周りの装甲(オレンジの部分)を外すと内部メカのモールドが施されており、そのあたりの解釈についての提案なのかもしれない。
全体的には無難にまとまっているが、アニメ設定画やHGUC開発用画稿と比べても腕が長く、脚が短く見えてしまう。これは上腕部分が長いのと、ヒジの関節ブロックが目立つため腕全体が間延びして長く見えることも一因。
スリッパの形状は良好。過去のカトキガンダム系キットと比較してもかなり雰囲気を掴んでいる。
また同じHGUCシリーズで、設定上同じ全高であるはずのGP01と比べると一回り小さい。

関節

ヒジ、ヒザはABSによる二重関節。可動範囲は広く、バズーカを構えるポーズもこなす。
前腕、太腿、スネは挟み込み式になっているので塗装派は作業手順を考慮のこと。
ヒジはヘイズル改と同様の構成だが、肩との接続が挟み込みからピン接続に改められ、太腿も塗装後組んでも目立たない構成になっているのは評価したい。
左手首はポーズの付いた平手で、MGの近作でお馴染みの手首接続軸での可動が盛り込まれ、バズーカに手を添える仕草の際に効果を発揮する。だが、左手首がこれひとつだけ(つまり握り拳が無い)なのは残念。
足首はヘイズル改のような構成。

色分け

ほぼ設定通りで、頭部カメラはクリアグリーン成形。さらに頭部メカもグレーの別パーツでここを銀色に塗ってあげると目がキラキラしてキレイ。
胸と背中の黄色いダクトも別パーツ(胴体パーツの裏から組み込む方式)。
細部はシールで対応。

武器・付属品

  • 90丱泪轡鵐ン(説明書は「ブルパップマシンガン」表記)
  • ハイパーバズーカ(グリップ部が可動)
  • ビームサーベルのグリップ×1+サーベルの刃×2(クリアピンク成形、1本は余り)
  • シールド(グリップは一体成形でモールドとして処理されている)
  • 銃持ち用右手×1
  • サーベル持ち用右手
  • 左平手(バズーカの砲身を支えるような形状)

コメント

お名前:
  • また本文でも説明があるが、全高17.5mのザクIIF2と並べてもこちらのキットのほうが小さい -- 編集人? 2012-05-15 (火) 00:10:06
  • プロポーションに問題が多く「ゴリラ体型」とまで評されるこのキットが総合◎は妥当か? -- 編集人? 2012-05-14 (月) 23:17:22

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP