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HGUC ガンダムTR-1 ヘイズル改

56 RX-121-1 ガンダムTR-1 ヘイズル改  2005.09発売 1365円 (本体1300円)

総合◎ 関節− ギミック− 武器−
シリーズ:HGUCシリーズ(1/144) (55 ハイザック (連邦カラー) ← → 57 ガンダムTR-1 アドバンスド・ヘイズル)

総評

電撃ホビーマガジンなどで連載中の模型主導企画「ADVANCE OF Z」からのキット化。
ヒジの二重関節化などの可動を重視した構成や、気合の入ったパーツ分割、全体のデザインアレンジなど意欲的なキットとなっており、充実した内容の割に割安感もある

プロポーション

従来のイラストに比べ脚部を中心に全体のボリュームを強調したイラストが新たに描かれ、それを元に立体化されている。その脚部のボリュームに好みは分かれるだろうが、キットはイラストを素直に立体化しておりプロポーションは良好。
ヒザのボリュームはトライブースター時を考慮してのバランスか。
首の下のエリパーツの白い部分にディテールが入っていないが、ヘイズル改のイラストには同様にディテールなしのものも存在する。気になる人はスジ彫りを。

電撃ホビーマガジン2004年1月号付録のキットと比較すると、割とスタンダードなガンダム体型だった付録キットとは異なり、脚部のボリュームが大幅に増し、全体的に平行、垂直を強調したゴツゴツとしたライン取りとなっている。
キット化にあたり、カトキハジメに代わってAOZメカデザイン担当の藤岡建機がディテールなどの提案書を描いている。デザインアレンジの方向性が違うためか、他のHGUCと比較するとディテールや面取りが緻密でパーツに密度感がある。

関節

ヒジ関節はHGUC初の二重関節でABS式。だがヒジ関節〜上腕内部のABSフレームパーツを前腕部と肩ブロックがそれぞれ挟み込む構造となっており、分解、接着・塗装が面倒。下手に後ハメに躍起になるよりも素直にマスキングして塗った方が早道。
肩関節基部や足首関節には引き出し式のスイング機構あり。全体的にデザインの割にはよく動く。
可動ブースターポッドの保持力にも問題ない。

色分け

全体にオレンジが散っているデザインだが、これを別パーツ別色成形で細部まで色分けしており色分けとしては十分。だがさすがに指先の赤までは再現していない。
スネのパーツ構成が面白い。
トサカ、スネ、バックパックのセンサー部のグリーン、カメラアイはホイルシール
T3部隊章、マーフィー小隊マーク、コーションマークのマーキングシールが付属。

武器・付属品

  • ビームライフル+持ち手(右)
  • ビームサーベル(クリアピンク成形)×1+持ち手(右)
  • グレネードランチャー(肩部増加ユニットに取付可、ホールディンググリップと差替え)
  • ビームライフルの予備Eパック×2(サイドスカートにマウント可、ライフルには取付不可)
  • シールド(ジムコマンドのものと共通デザイン、新規設計パーツ)
  • シールドブースター×1(背部可動式ブースターポッド、両腕マウントラッチにマウント可)
  • 平手(左)

各手首はマラサイ以降の実感のあるディテールのもの。通常の握り手は付属しないので注意。また持ち手のハメ合わせが悪い場合がある。
Mk-IIからバックパックとバルカンポッド(ただし肩の多目的ランチャーに干渉)を流用可。
トライブースターモードを再現するにはキットが3つ分必要になるが、これはアドバンスド・ヘイズルヘイズル2号機等で補完を。
初回生産分にはAOZ作品解説、機体解説、コミック総集編などを収録した冊子(36p)が付属する

付属冊子内容

表紙 電撃ホビーマガジン2005年8月号ピンナップ
2p〜3p A.O.Z紹介記事、Episode1.0から一部抜粋
4p〜5p 宇宙世紀年表 0079.01.03 〜 0088.02.20
6p キャラクター紹介
7p A.O.Z基礎知識
8p〜9p ヘイズル改紹介
10p 劇場版「機動戦士ZガンダムII−恋人たち−」宣伝記事
11p〜26p コミック版特別総集編
27p 各メディア展開(本誌連載、別冊、コミック)宣伝記事
28p〜31p ヘイズル改設定資料
32p〜33p TRシリーズ紹介
34p HGUCヘイズル改 作例写真
35p 藤岡建機によるキット化提案書
背表紙 HGUC Zシリーズ キットのラインナップ

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