HGUC ジム・ストライカー
72 RGM-79FP ジム・ストライカー 2006.12発売 1260円 (本体1200円)
総合△ 関節− ギミック− 武器−
シリーズ:HGUCシリーズ(1/144) (71 ザクI・スナイパータイプ ← → 73 ギャプランTR-5[フライルー])
総評
ゲーム出自のMSVキット化プロジェクト、ハーモニー・オブ・ガンダムの第2弾(06.11月稼働のアーケードゲーム「機動戦士ガンダム 戦場の絆」初出の新規設定・デザイン)。デザイン的にはデザートジム(大河原邦男デザイン、M-MSV)のカトキリファイン版という側面も持つ。
その出自や突飛な武装のために発売前から不評という不憫なキットであったが、前評判を覆す事は難しい出来なのも事実。
キットはかなりの部分が新規パーツだが、パワードジムのバリエーションキットでもあるため、長所・短所もそのまま受け継いでいる印象。
だが新規パーツはモールドがシャープな割に、色分けやバーツ分割の面で近年のHGUCの水準からすれば不十分な点が多く、ちぐはぐな部分が目につく。「とりあえず」感の強いキット。
アッシマー、ガブスレイ付属のスタンドが使用可能(キットには付属していない)。
別売りのアクションベースにも対応。
プロポーション
パーツの一部や基本設計にパワードジムを流用しているため、腕が長く脚が短く見えやすいプロポーションはそのまま。
増加装甲部分はボリューム不足。特に肩、正面腰、アンクルアーマーが顕著。
ガンダム系では定番とも言える胴体の前後合わせ目部分のモールド風処理が一切無いため、肩天面部分だけでなく、胴全体の処理が必要。
関節
本体はパワードジムとほぼ同じ。
主武装のツインビームスピアは、クランク可動で2本のサーベルが連動して90°回転、鎌状になる。
スパイクシールドは先端のパイルドライバー(トゲ)が少し伸びる。
肩関節軸のポリキャップを受ける胴体側のダボが約1mm短く、PCが前後方向にややガタつく。PCの軸は2mm程度の長さしかないので保持力やPC自体の外れやすさに不安が残る。これは胴体前側のダボに3mm径の穴を開けた1mmプラ板を貼ってやるとよい。
色分け
大まかな色分けは再現。コクピットハッチの赤など細部はシールで対応するが、頭部はそれでも不完全で要塗装。
頭部メカはパワードジム同様再現されている(カメラはクリアブルー成形)。
武器・付属品
- ツインビームスピア(ビーム刃はクリアピンク成形)
- ビームサーベル×3(うち2本はツインビームスピアに装着)
- スパイクシールド+シールドマウント用パーツ
- 100mmマシンガン(陸戦型ガンダムのマシンガンと同デザイン)+銃持ち手(右)
- 平手(左、接続軸で可動)
- 握り手(左右、スピア、サーベル保持可能)
武器のモールドはシャープ。マシンガンの銃口部分が別パーツなのはポイントが高い。
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