HG SEED シグーディープアームズ

MSV 05　YFX-200 シグーディープアームズ　　2004年8月発売　1575円(本体1500円)

総合○
シリーズ：1/144 HG SEEDシリーズ　(MSV 04 ハイペリオンガンダム←　→ MSV 06 105ダガー＋ガンバレル)

総評

ザフトのMS搭載可能ビーム兵器の実証テスト機という設定の機体。
Aランナーと追加パーツ以外はモビルシグーと共通となっており、パーツを交換することで青シグーやディープアームズクルーゼカラーを作れなくはないが、かなりの主要パーツがAランナーに配置されているため、このランナーの交換のみの無塗装状態では難あり。

プロポーション

基本的な部分はシグーと同様のため、頭が大きめ・脚がやや短めであるなど気になる点がある。
しかし巨大でハッタリのきいた試製指向性熱エネルギー砲のおかげで、それがむしろ重厚さを強調するようにはたらいていると考えられなくもない。スネも新規パーツに置き換わっており、シグーより少しだけ脚が長くなりバランスが改善された。
一方、つま先は流用元のパーツそのままなので、形状が阿久津氏の設定画と少々異なる。左腕もバルカンシステム内装防盾取りつけ用の穴がそのまま残っている。気になる人は整形しよう。

関節

エネルギー砲が干渉するため肩まわりの可動範囲がやや狭いが、それ以外は他HG並みに十分動き、強度もある。
ただし上半身が重装備の割に足の接地面が狭いというシグーの欠点はほぼそのまま引き継いでおり、若干自立に問題あり。

色分け

成型色でほぼ再現されており、モノアイ、足の甲上部の青、フンドシ上部の水色はシールでフォローされている。
色分け不足となるのは頭部の動力パイプのグレー、バックパックや右サイドアーマーの水色、エネルギー砲側面や土踏まずのブルーグレー、エネルギー砲懸架用アームのグレーなど。
また、シホ・ハーネンフースのパーソナルマークとザフト軍の部隊章、01〜03の機体ナンバーがマーキングシールとして付属する。

武器・付属品

• NOL-Y941 レーザー重斬刀
  左サイドアーマーにマウント可能。レーザー刃はクリアピンク成型で着脱できる。

なおこのキットはかなりの数のパーツが余るのだが、そのうち重突撃機銃（専用握り手もあり）とバルカン砲（バルカンシステム内装防盾の一部）はディープアームズの装備としても使えそうである。ただ、バルカン砲を取りつけると左腕の可動範囲が制限されてしまう。

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