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HGUC バーザム

204 RMS-154 バーザム  2017年5月20日発売 本体価格1500円

シリーズ:1/144 HGUCシリーズ
 (203 ゼータガンダム(2017版) ←? → 205 ガンダムAN-01 トリスタン?)

総合プロポーション関節・可動色分け・合わせ目ギミック武器・付属品

(レビュー投稿日:2017/06/11)

総合 ◎

インターネット上など、一部でカルト的な人気を誇るティターンズ最後の量産機がついにHGUCでキット化。
所謂センチネル版バーザムではなく、完全新規造形でTV版デザインでのキット化となった。
ほぼ完璧な色分けをはじめ、待ち望まれただけのクオリティはあるといえる、全体的によくまとまった良キット。

プロポーション ○

全体的にアニメ設定画と比べるとスマートにアレンジされてはいるが、バーザム自体の個性的なデザインを崩さない程度に収まっていると感じる。
人によっては肩との干渉を避けるため頭部が小さいことと、関節配置の都合で肘が間延びしているよう見えることが気になる程度か。

ビームサーベルは設定を再現するため、手持ち用に伸びたものが付属。
手首も完全新規造形で、他の機体より一回り大きいサイズのものが用意されている。
拳は武器持ち手兼用だが、バーザムはライフルの持ち方が特殊かつトリガーガードなどもないので気にならないだろう。

関節 ○

元のデザインからすると下半身は当然ながら、上半身の可動範囲もかなり広い部類。
関節そのものはよく動くのだが、デザインの都合で干渉部がやや目立つのがネック。

頭部はボールジョイントで上下可動、左右に90度ずつ可動する他、おなじみの首基部スイング機構も仕込まれている。
だが襟足が干渉してしまい、今回はその恩恵は殆ど無い。
また、残念ながらディテールを優先されたモノアイは無可動。

胸はリヴァイブ系HGで使われているような胸接続のボールジョイントの他、今回は基部にも関節が入っている。
だがここもデザインの都合であまり可動は出来ず、更に干渉しやすくハズレやすさもやや目立つ。

肩は前後回転だけでなく基部の可動と肩関節を合わせて真上にまで開くことが出来るほか、ヒンジの集合体を折りたたんだような股関節も左右は真横にまで、前方に100度可動させることが可能だが、後方には無可動のリアアーマーが干渉してほとんど可動しない。

肘は120度、膝は150度ほど2重関節で可動するが、膝は最大まで曲げると太ももとスネの内側が見えてしまう。
手首はボールジョイント可動の他、後述のサーベルラックのギミックで内側に曲げることが可能
足首はポリパーツの組み合わせによる前後左右への軸関節とボールジョイントの二重関節だが、デザインの都合で可動範囲は平均よりやや狭い。
つま先にも関節が入っており、折りたたむような可動をする。

KPS関節をほぼ全身に使用しており、保持力に大きな問題は見受けられないものの、股関節の受けが白化する現象が初期ロットで発生している。(※)

(※)
股関節軸の前後に出っ張りがあり、そのまま嵌め込むと「軸の太さ>受け側の穴の大きさ」となってしまい、受け側が白化してしまう。
出っ張りを削ると逆に緩くなってしまうので、木工ボンドやマスキングゾル等で一様に太らせるといったプラスアルファの対策が必要。
白化部を塗装でリタッチするとパーツが割れるので注意。
二次出荷以降は対策されると思われるが、レビュー時点では不明。

ギミック ◎

元々ギミックの少ない機体ではあるが、その分物足りなさはない程度に再現されている。
左右の手首内部にはサーベルラックが再現されており、基部がスイング可動して開閉を再現。
頭部バルカンポッドも脱着が可能。

AGP規格のバックパック接続が可能で、リバイブ版マークII?バックパックもつけられる。
更にそのバックパックHGUC スーパーガンダムGディフェンサーを接続する事も可能だが、持ち手が合わない為HGUC スーパーガンダムのロングライフルは持たせられない。

色分け ◎

スケールを考えるとほぼ完璧と言え、色が抜けている箇所はスラスター内部や胸部の凹み、ふくらはぎのディテール、バルカンポッドの側面の円盤部の赤色と後頭部のグレー、ライフルのセンサーのグリーン程度。
そのうちスラスター内部以外はホイルシールが付属しているため、見た目で気になるほどの色抜けはないと言っていいと思われる。
更にモノアイはブラックライトに反応するクリアパーツで整形されており、ライトを当てるとピンクに光る。

武器・付属品 ◎

  • 左右の拳(武器持ち手兼用)、平手
  • ビームライフル
  • ビームライフル用ケーブル(長短2種)
  • ビームサーベル×2本

ビームライフル用のケーブルは差し替えで展開と収納が再現できる他、長いケーブルは肩側面のディテールにはめ込むことが可能。
ビームライフル本体は左右貼り合わせ+側面ディテール+センサー部+上下砲身+グリップの6パーツ構成。
ケーブルの接続部分にポリパーツが入っており、90度までなら肘の可動を阻害しない。
ビームサーベルは腕部に収納されているものとは別に、伸びたグリップが2パーツで2本用意されている。




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