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1/144 ガンダムエピオン

10 OZ-13MS ガンダムエピオン  1995年10月発売 525円 (本体500円)

総合×
シリーズ:1/144 ガンダムWシリーズ (09 ウイングガンダムゼロ ← → 11 アルトロンガンダム)

総評

禍々しいデザインが特徴のTV本編におけるラスボス機。
キットはリアスカートの差し替えと手首の取りはずしによりMA形態に変形するが、可動や色分けなど、当時の基準で見ても到底満足のいくものではない残念な出来である。
TV版Wの後半を代表するライバルMSだっただけに、もう少し価格を上げてでもがんばってほしかった。

プロポーション

体型そのものは設定画に準じており特に問題はない。
パッと見で気になるポイントは顔から耳にかけてのパーツの収まりの悪さ、妙に長くてしゃくれたようなアゴ、やたら横に長い目、と頭部に集中しており、顔に後述のシールを貼るとますます違和感がある。
肩アーマーと上腕との接続部は、変形する都合で軸位置を下寄りにしたために上腕側のピンが丸見えである。同じ変形をするウイングガンダムやウイングゼロでは露出しないようになっているのに、なぜエピオンではできなかったのかが謎。
また、変形時のつま先の可動がオミットされているため、MA形態時に自然な角度にできるようクリアランスを稼ぐべく、足首の周辺がスカスカになってしまっている。

関節

ハンブラビ?を彷彿とさせる股関節ブロックの折り曲げ変形を実現した代償として、強度確保のためか、フロントスカートがフンドシや腹部のパーツと一体成型になっている。
このせいで腰の回転はおろか、足を前に出すことすらできないのが本キットの致命的な欠点。
その股関節ブロックにはロック機構などはなく、MS形態ではややぐらつく。
ただし内部構造が軽い時代のキットなので、PCの保持力で十分に保持されているとの声もある。
ひざ関節はかろうじて90度まで動かせる。足首は変形の都合で前後にはよく動くが左右方向は絶望的。
どちらにしてもフロントスカートが動かない以上、下半身のポーズづけはほとんど不可能である。
また、変形時に差し替えるリアスカートがはずれやすい。

色分け

価格面の制約からか、成型色はあずき色と濃紺の2色のみ。
胴体、足の甲、顔面といった目立つ部分の色分けはほとんどシールに頼っている。
設定では濃紺一色のフロントスカートは、前述のとおり腹部と一体なのであずき色成型であり、まるごとシールで覆わなければならないという有様である。
ウイング・頬当て・肩アーマーやシールドの縁取りの濃紺、太ももや肩アーマー内部のダクトのライトグレー、エピオンクローの黄色は要塗装。

武器・付属品

  • ビームソード
    収納時と使用時の2種が付属し、前者は右腰のエネルギーサプライヤーにマウント可能。
    1/100キットにある、ビームソードとエネルギーサプライヤーをつなぐコードは付属しない。
  • シールド&ヒートロッド
    ヒートロッドは1/100と違い、一部の節(付け根を含めて3ヶ所)だけが可動する。

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