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1/144 ウイングガンダムゼロ

09 XXXG-00W0 ウイングガンダムゼロ  1995年9月発売 735円 (本体700円)

総合△
シリーズ:1/144 ガンダムWシリーズ (08 メリクリウス ← → 10 ガンダムエピオン)

総評

TV版Wの後半主役機。価格がシリーズの従来のキットより200円増しとなった。
ネオバード形態に変形し、ウイングの展開は位置を変えて付け直すことで再現。
シールドの伸縮、肩アーマーやマシンキャノン展開、足首へのゼロバーニアの収納など、1/1001/60に比べて省かれているギミックが多く、価格やサイズの制約は厳しかったようだ。
2014年にはHGACとしてリニューアルを果たしたが、そちらではウイングの展開が差し替えなしになった代わりに、足首の変形はまるごと交換という、本キットとは真逆ともいえる方式が採用されている。

プロポーション

設定画に比べると頭や肩アーマーが大きめで、その反面ウイングが小さすぎる印象がある。
カカトのカバーが省略され、内部のゼロバーニアは丸見え&ネオバード形態の位置で固定。
アンクルガードはスネと一体成型になっており、ネオバード形態時、寝ているはずのこのガードが起きっぱなしになるため見栄えがよくない。
結局、MS形態とネオバード形態のどちらを優先したのか分からない中途半端な造形になってしまったことから△評価とした。
左腕には同シリーズのウイングガンダムと同じく、シールドを取りつけるためのピンが生えており悪目立ちしてしまっている。
その一方で、ショルダーバーニアが(下半分だけだが)別パーツで再現・色分けされるなど、妙に気合いの入っている部分もある。
ウイングの裏にモールドが施されているのは○。

関節

全体的に関節はそこそこ動き、ウイングガンダムと同様、腰は変形の恩恵を受けて180度回転する。
ただ足首が変形機構の関係でボールジョイントではなくなっている上、前述の一体成型アンクルガードやスネ後ろのカバーと干渉し、ほとんど動かないのは減点。
スネ後ろのカバーはポリ接続ではないためヘタりやすく、変形を繰り返すとネオバード形態時に下がってきてしまうので注意。
ウイングには前述の理由で足首に使われなかったボールジョイント用のポリキャップを使用しており、展開時には自由に動かすことができる。
肘関節は90°と当時の基準レベルだが、なぜか前にも後ろにも曲がるようになっている。ヘタるとライフルを構えたポーズで腕が逆に曲がり、骨折しているかのようになるため、ランナータグの切れ端等を貼って逆に曲がらないようにしよう。

色分け

シールと成型色でかなり頑張っているが、足の甲・くるぶし・ショルダーバーニア横・シールド縁の白、ウイング上部の青と黄色、クロッチスラスターのグレー、ツインバスターライフルなどは部分塗装が必要。
また、バックパックはミディアムブルー成型だが、設定ではグレーなのでこだわる人は注意。

武器・付属品

  • ツインバスターライフル
    設定どおり左右に分離し、それぞれ持たせることが可能。グリップの収納はできない。
  • ビームサーベル
    グリップまで一体の白成型。設定では肩アーマー内部に2本装備しているが、キットに付属するのは1本のみ。
  • シールド
    伸縮機構は省略。

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