Top/1/60 ウイングガンダムゼロ

1/60 ウイングガンダムゼロ

XXXG-00W0 ウイングガンダムゼロ 1995年10月発売 3675円 (本体3500円)

総合△
シリーズ:1/60スケール

総評

TV版Wでは唯一の1/60キット。完全変形を実現したネオバード形態はこのサイズでは迫力満点。
ビッグサイズを生かし、マシンキャノンが回転して現れる機構を再現しているほか、 胸部サーチアイがLED内蔵で点灯する(胴体に電池ボックスを内蔵。発光装置は設定通りの緑ではなく赤いLEDを使用しており、可能ならば緑色のLEDに交換したほうがよい)。
他にも肩アーマーからビームサーベルのグリップがせり出す&バーニアが展開する、胸部ダクトのハッチが左右同時に開閉するなどギミック満載。
しかしながら(サイズゆえの欠点でもあるが)一部の関節の保持力が弱く、あまりガシガシ遊べる出来にはなっていない。

プロポーション

当時のTV版ウイングゼロのキットに共通して言えることだが、設定画に即した体型であり、ウイングが短め&肩アーマーが大きすぎの感がある。武器類を持たせてやればあまり気にならないかも?
それ以外は特に問題はない。頭部の造形はなかなかだが、耳が短く設定画に近い印象で、ブレードアンテナが少々はずれやすい。

関節

指は軟質樹脂製で、5本とも第二関節まで動かせるが保持力は皆無。グリップ接続用のダボ穴もあるとはいえ、このハンドパーツで重たいツインバスターライフルを持たせるのはあまりにも厳しい。
ライフル自体もプラ接続のグリップが変形の繰り返しや自重でヘタりやすく、いったんヘタると片手で構えることが不可能になる(持ち上げるとグリップの軸を支点にして銃身が前方に垂れてしまう)。銃身が長いので下端を接地させてごまかすことは可能だが、ポーズが素立ちに限定される。これらが原因で評価がかなり下がった。
ウイングは左右が連動して開くという凝ったつくりになっているものの、ヒンジがゆるくロック機構もないため、手を離すとパカパカ開いてしまうという欠点がある。ネオバード形態時はこの頼りない構造と自重のせいでどうしても水平にならない。
胸部ハッチの可動軸もプラ製なので、ヘタったら開きっぱなし。
スネ後ろのカバーは、MS形態では足首の変形用可動軸にロックされる仕組みだが、ネオバード形態では垂れ下がりやすい。
これら以外の本体の関節は、保持力こそ問題ないもののヒジはポリパーツむき出しという当時の標準仕様であり、また両腕のシールド取りつけ用の穴にもポリ露出があるため実感に欠ける。

色分け

本体とシールドについては成型色とホイルシールで完璧に再現。シールドは左右のバルカン(?)まで色分けされている。
カメラアイ、サーチアイ、シールド先端部のセンサー(?)はクリアーグリーン、サーチアイ横の窓(?)は無色クリアー成型。
ツインバスターライフルは黄色の帯状の部分はシールでフォローしているが、上面の黒っぽい部分は塗装が必要だ。
カメラアイ、シールド先端周囲の赤、ウイング上部の黄色もシールでの対応。
また、キットオリジナルのシンボルマークをあしらったテトロンシールが付属する。

武器・付属品

  • ツインバスターライフル
    左右それぞれに分離可能。変形のためにグリップが可動するが、前述のとおり磨耗に要注意。
  • シールド
    左右どちらの前腕にも装備可能。
    パイルバンカーのような伸縮ギミックを再現しており、伸び縮みする部分は先端部の白いパーツと一体成型で、伸縮時にこすれるため、塗装する場合はクリアランスの確保が必須となる。
  • ビームサーベル×2
    ビーム刃はクリアーグリーン成型、グリップは両肩に収納できる。

コメント

お名前:

コメントはありません。 Comments/1/60 ウイングガンダムゼロ?

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP