MG デスティニーガンダム
101 ZGMF-X42S デスティニーガンダム 2007年10月27日発売 5040円 (本体4800円)
総合◎ 関節○ ギミック○ 武器◎
総評
1/100キット?も良好だったが、更にシャープさとケレン味を増した印象。武器類も一回り大きくなり、劇中のイメージに近くなっている。
通常版とエクストリームブラストモード版(7350円税込、以下EBM版)の2バージョンの商品があり、EBM版には光の翼、パルマフィオキーナ、ビームブーメラン投擲用の各エフェクトパーツ、クロームメッキの関節、シン、キラフィギュアなどが追加されている。特に光の翼はPET素材でホログラムシートをラミネートした物で、ピンクを基調にしながらも虹色に光る。必見。
ストライクフリーダムのフルバーストモード同様にEBMも限定ではないので注意のこと。
組み立ての際の注意
武器類や翼などの目立つ位置に合わせ目が出る箇所があるが、キットそのものは組み立てやすい。
しかしEBM版は通常版の関節パーツをメッキしただけのため噛み合わせがキツく、特にヒザを中心に破損報告が多い。組み立ての際は、メッキを剥ぐ、プラ用グリスを塗るなどの自衛策が必要になる。メッキパーツがアンダーゲートではないのもマイナスポイント。ガンダムマーカーのガンダムメッキシルバーでリタッチするのが手軽。
また長射程ビーム砲のギミックも破損報告が多い。パーツの摺り合わせをしっかりして組み立てたい。
プロポーション
アニメの作画監督である重田智氏の監修もあって、作中イメージに近いプロポーションであり、ポージングが映える。
同氏監修のストライクフリーダムと並べても違和感がなく、幻となった対決シーンを演出するのもいいだろう。
ただ、素立ちにしてみると大きな翼、大型化した背部武装、張り出した肩に対して、足が細長く貧弱に見えるのは否めない。
関節
MG基本のABS+ポリキャップ。
仰け反りストッパーもストライクフリーダムに引き続いて装備。
可動範囲は大きく、劇中のポーズはほぼ再現できるほど。
肩関節のスライド機構でアロンダイトの両手持ちも決まる。しかし、このスライド機構のため、肩を大きく上げるには関節部を引き出してから上に動かす必要がある点に注意。保持力自体は高く、巨大なアロンダイトを片手持ちすることも可能。
股関節はボールジョイントではなくストライクフリーダム同様の3軸関節となっている。
EBM版はメッキ関節の組立に特に注意すること。一方通常版はややゆるめ。
ギミック
SEED独特の大きく足を開いたポーズを再現するために股関節基部を外側に大きく広げる機構を持つ。が、従来の機構でも十分な可動は確保出来ているため、蛇足感もある。
ヒザアーマーの分割スライド機構も唐突な位置で分割され、やはり蛇足感が拭えない。
巨大化した翼は基部を引き出して後ろに振ることができ、大翼を広げると小翼が連動して広がる仕組みとなっている。
アロンダイトは伸縮ギミックで劇中のイメージを再現。
長射程砲はグリップを捻るとサイトが飛び出すギミックがある。
その他はビームシールド基部展開、ふくらはぎ部ブースター可動、シールド伸縮など。
武器・付属品
- ビームライフル(前腕に干渉しないようデザイン変更)
- アロンダイトビームソード(折り畳み、伸縮可)+持ち手(右)
- 高エネルギー長射程ビーム砲(折り畳み、サイト展開可)
- フラッシュエッジ2×2(クリアピンク成形の刃はブーメラン用、サーベル用各2)
- パルマフィオキーナ用平手(左右)
- 実体シールド(伸縮可)
- ビームシールド×1(クリアブルーのPET素材、基部の爪に引っかける方式)
- 専用スタンド(開いた翼を模した形状、バックパックとの接続式で安定感は高い)
- アクションベース対応パーツ
- 1/100シン・アスカフィギュア(立/座)
- 1/100ステラ・ルーシェフィギュア
- ガンダムデカール
- マーキングシール
- EBM版のみの付属品
- 関節部クロムメッキ仕様ランナー
- 光の翼エフェクトパーツ(PET素材)
- パルマフィオキーナ用エフェクトパーツ(手元発光部とビーム部の2パーツ構成、右手専用)
- フラッシュエッジ2用投擲エフェクトパーツ+軟質クリア棒
- 1/20シン・アスカフィギュア(クリア成形)
- 1/20キラ・ヤマトフィギュア(クリア成形)
- EBM専用ガンダムデカール
- EBM専用マーキングシール
光の翼以外のエフェクトパーツ群は全て無色クリアであり、劇中イメージを再現するためには塗装が必要となる。
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