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MG ゼータガンダム Ver.2.0

083 MSZ-006 ゼータガンダム Ver.2.0  2005年12月23発売 5250円 (本体5000円)

総合○ 関節○ ギミック◎ 武器◎

総評

ガンダムMk-II Ver.2.0に続く劇場新作映像バージョンのリニューアルキット。
PG ゼータガンダム、MGゼータプラス(→テスト機カラー、→C1)からのフィードバックによりVer.1.0の変形ギミックを見直し、可動軸の追加などによって変形ギミックとアクションを両立させた。MG10年の進化がはっきりと見て取れる良キット。

ただギミックや可動などの技術面では非常に素晴らしい出来であるものの、今一歩詰めの甘いプロポーションや、何よりも人気キットであるがゆえの各人の思い入れや期待の大きさなどから、評価は若干辛めとなっている。
付属のディスプレイベースはMk-II Ver.2.0付属のものと接続でき、アーガマのカタパルトデッキの一部を再現できる。

2007年3月28日にはカラーバリエーションとしてZガンダム3号機 ホワイトユニコーンカラーVer.?(5250円税込)という商品も発売された。
成形色が白とグレー、パープルに変更され、カラーリング再現用のシールが追加されている。だが「ガンダム新体験0087 GREEN DIVERS」に登場するZ3号機のカラーリングを完全に再現している訳ではなく、あくまでも雰囲気のみ。

2009年1月24日にはカラーバリエーションとしてゼータガンダム Ver.2.0 HDカラー?(5250円税込)という商品も発売された。成形色がグロス処理となっており、マーキング用水転写式デカールが追加されている。

プロポーション

Ver.Ka的なアレンジが強く出た前キットとは異なり、このVer.2.0では設定画や劇中のイメージに準拠した抑え目のアレンジで立体化されている。
このアニメ版に近いデザインでのMGキット化は長らく熱望されていたものであった。

MS形態は直線的なラインで構成されており、全体的にスマートな印象を持つ。
ただWR形態での薄さを優先したためか、人によっては、小さめの肩や間延びした胴体、妙に細長さが目立つ脚部、可動範囲優先で不自然な位置にありポーズを付けた際に「脱臼」と揶揄される股関節、太腿の横ロール可動部の分割が目立つ点などが気になるかも。
WR形態はこれまでのどのキットよりも薄くシャープになり、まさに決定版とも言えるプロポーション。
補強用リブなどでパーツが複雑な形状になっているためか、パーツ表面のヒケが他のキットに比べ目立つ。

関節

前後に可動する肩、腕や手首のスイング機能、太腿や腰に追加された可動軸により、ハイパーメガランチャーを構えるポーズもスムーズに再現できる。
ただ、足首を始めとして、一部に固めの関節があるため、組み立てや変形時の破損に注意。これは一部パーツを切り取るなどして対処可能な部分もある。
またCの字状になっているパーツも多くあるため、仮組みをする際は慎重に。
手首はMG ガンダム Ver. ONE YEAR WAR 0079ガンダムMk-II Ver.2.0と同様のもの。

ギミック

PGを凌ぐ高次元変形モデルを謳うだけはあり、Ver1.0での問題点だった各部ロック機構の大幅な見直しによって、WRへの変形がカチッと決まる。
カタパルトはセンタースリット部がスタンドとして立ち上がり、空中ディスプレイ可能。
その他に腕部グレネードのハッチの連動開閉ギミックなどがある。

武器・付属品

  • ビームライフル(伸縮可、ロングビームサーベルも再現可)+マガジン×1
  • ハイパーメガランチャー(伸縮可)
  • ビームサーベル×2(サイドスカートに収納可)
  • 腕部グレネードの追加弾倉×2
  • 1/100パイロットフィギュア(座/立)
  • 展示用ディスプレイベース(アーガマのカタパルトをイメージ、追加パーツによりMk-II Ver.2.0もディスプレイ可能)
  • 1/100整備兵フィギュア

WR形態用着陸脚は付属しないので注意。




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