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MG ガンダム Ver.1.5

028 RX-78-2 ガンダム Ver.1.5  2000年6月発売 3150円 (本体3000円)

総合○ 関節○ ギミック◎ 武器◎

総評

ガンダム(1.0)の大幅バージョンアップキット。
腕部や武器等は同じ物だが、その他全身にわたって新規のパーツで構成されており、特に脚の内部フレームはPGガンダムのものを簡略化した構造になっている。
プラモのテクノロジーの進歩を味わうという意味では、1.0と二つとも買う意味あり。

2007年9月にはカラーバリエーションとしてRX-78-2 ガンダム Ver.1.5 川口克己プロデュース仕様(3150円税込)というプロショップ限定流通の商品も発売された。成形色がトリコロールからグレー系のものに変更され、オリジナルの水転写式デカール、ウェザリングやデカールの貼り方などを解説した特製解説書が付属する。

プロポーション

1.0と共通の腕部を除き、PGガンダムと同デザインのがっしりとした体型で立体化されている。それからすると腕部はボリュームに欠け、またパーツのラインやディテールに違和感がある。
その点が気になる他は全体として良好な部類。

関節

腕、ランドセル、後部腰以外は完全新規なので1.0の頃の問題は腕、ランドセル、後部腰以外はクリア。

ギミック

最初期のHG(その後のガンダム作品のHGとは異なり、当時発売済みだった歴代ガンダムをリニューアルする企画)において不充分ながら素材の異なる部材や時差式圧入などの異色偉材同時成形を試みたバンダイが複雑化を予想されるモビルスーツのフレームを簡易に作成出来る事を視野に置いた脚部フレームが話題になった。
しかし、新規製造部分のデザインや画期的成形技術。
時期的に早期に発売されたPGガンダムの太めに纏められたラインに影響を受けた新規デザイン部分が、従来の1.0のままであったマニピュレーターなどの部分との差異が目立ち、賛否両論を呼んだと言える。
しかし、その後のRGなどのバンダイプラモデル全体の指標を決めたと考えた場合、この製品の与えた影響は商品自体の評価を遥かに上回る物とも言える。
実際、稼動に追従し伸縮する油圧シリンダーなどの再現性が『ランナーから切り取った時点で得られる』意義は当時のモデラーから一定の評価を受けたと記憶する。
これら要素を勘案した際に、このキットの評価はMGを含む可動ロボットプラモデル全般のマイルストーンとして認識する事も有意気なのかもしれないと思う。

武器・付属品

  • ビームライフル
  • ハイパーバズーカ(腰のラッチにマウント可)
  • ガンダムハンマー
  • ビームジャベリン
  • ビームサーベル×2
  • シールド

残念ながらハイパーハンマーは付属しない。




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