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MG ザクII ジョニー・ライデン少佐機

006 MS-06R-2 ザクII ジョニー・ライデン少佐機  1996年6月発売 2940円 (本体2800円)

総合× 関節○ ギミック○ 武器○

総評

ザクの大幅パーツ追加キット。
元となったザクのキットが後のバリエーション機のキット化を見越したランナー構成になっていなかったため、主要なパーツの色分けを成形色で再現することができず、それを正当化するためカラーリング指定そのものが改変されている(塗装するよう指定しているのではなく、キットの完成見本からして元の設定とは異なる塗り分けで塗装されている)。

ザクが最初期のキットであるため(あるいはMGシリーズそのものがザクで終了する予定だったためとの説も)企画開発当時にそういった発想がなく、結果色分けが不十分となってしまったことそのものには致し方のない面もある。
あるいはこのキット自体、ヘビーユーザー向けのファンサービス的商品として商品化されたのかも知れない。
だがいくらMGシリーズが元の設定・デザインをアレンジしてキット化するシリーズだとは言え、このカラーリング変更には「単なる金型の都合」以外の合理的な理由が見えず、このようなやり方はやはり行き過ぎだと言わざるを得ない。

その点に抗議の意味も含め×評価となっているが、追加パーツやキットの出来そのものに特に問題がある訳ではない。普通に塗装したり、キットのカラーリングを新解釈として受け入れてしまえば済むだけの話である。

プロポーション

PGガンダムやHGUCガンダムなど現在主流のがっしりとした体型とは異なり、安彦良和氏の描くようなスマートで人間的な体型での立体化となっている。最近のガンダムに慣れた人には変に見えるかもしれないが、安彦版として見た場合のプロポーションはなかなか良好。だが全身のスジ彫りやディテールのアレンジなどはあまりセンスのあるものではない。

色分け

改変されたカラーリング指定は以下の部分。
コクピットブロックの赤い本体色→関節部などと共通のダークグレー
スカート、フンドシの赤い本体色→胸部左右のブロックと共通のダークブラウン
ヒザアーマーの赤い本体色→関節部などと共通のダークグレー
足首ブロック上部の黒い本体色→赤い本体色
足首ブロック下部の赤い本体色→関節部などと共通のダークグレー
前腕部外側部分の黒い本体色→前腕部内側と一体成形の赤い本体色

武器・付属品

ザクマシンガン+ ドラムマガジン×1(マガジンはリアスカートにマウント可)
ザクバズーカ(バックパックと干渉するため腰部ラッチにはマウント不可)
ヒートホーク(サイドスカートにマウント可)
1/100パイロットフィギュア(座/立)
ディテールアップ用パーツ
ジャイアントバズは残念ながら付属しない。
スカートにマウントされる各種武器はそれぞれサイド、リアに付け替え可。
マーキングシール、ガンダムデカールの他に、シールを貼った段差でパネルラインを表現するためのフィルムシールが付属。
右肩のシールドにはジオンマークが印刷されている。




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