Top/HG 00 ガンダムキュリオス

HG 00 ガンダムキュリオス

04 GN-003 ガンダムキュリオス  2007年11月24日発売 1575円 (本体1500円)

総合○
シリーズ:1/144 HG 00シリーズ (03 ガンダムデュナメス ← → 05 ティエレン(地上型)?)

総評

シリーズ第4弾、ソレスタルビーイングのガンダムとしては3体目となるキット。
フライトポジション(飛行形態)へは専用ジョイントを股関節にかぶせ脚部を付け替えること、手首をはずすこと、マシンガンやシールドのマウント以外は差し替えなしで変形可能。機首と肩を固定するロック機構のおかげで安定性が高い。
またシールドのクローも差し替えなしで展開可能など、ギミック面では充実している。
その反面色分けはシールに依存しているところが多く、かつシールを貼っても不十分な部分が目立つなど、パチ組みですませるには若干厳しめの仕様となっている。
先発のエクシア、デュナメスが1260円(本体1200円)と低価格に抑えていたのに対し、300円もの価格上昇に見合ったキット内容かどうかは判断が難しいが、飛行形態のボリュームを見れば納得させられてしまうかもしれない。
シリーズ恒例の軟質樹脂やクリアパーツによる各部の再現は本キットでも行われており、色分けの不足箇所を塗装すれば、良好なプロポーションと相まって見栄えはかなりよくなる。

なおGNビームサーベルのビーム刃はエクシア、デュナメスに続いて本キットにも残念ながら付属しない。

プロポーション

MS形態、飛行形態ともに良好。
MS形態は突き出た肩やヒザの羽根、背中に折りたたまれた機首部分などのエッジの効いた突出部と、細身のボディとの相互のバランスがよく、メリハリの効いたプロポーションとなっている。
飛行形態は薄く、大きく、迫力満点。

関節

主要な関節部分のほとんどがABS同士の接続となっているが、変形で差し替えが必要な部分や、胴体内部の肩スイング機構、胴体と腰の接続部分など、一部PCを用いるところもある。
各関節の保持力に問題はないが、股関節の3ボールジョイントまわり、前腕の手首ボールジョイント受け部分など、一部のABSとPSで接続された関節については磨耗に注意。

上半身の可動は、ボールジョイントで接続された肩関節のおかげで非常に自由度が高い。 そのままでもシールドクローを構えるなどのポーズは十分とれるが、胴のGNドライブ両脇の部分を左右に引き出すことで、デュナメス同様に肩を大きく前にスイングさせることが可能となる。
ヒジ関節についてもデュナメスと同様に軟質素材のGNケーブルを仕込んだ構造となっており、これが前腕内部でスライドするおかげで、ヒジの可動を妨げずに90度強まで曲げることが可能。
下半身の可動については、先発のエクシアなどと比べると劣ることは否めない。足首の関節を引き出せば接地性はそう悪くはないが、最大の問題は股関節。3ボールジョイントの軸がPS素材となっており、プラプラして安定させづらい。また、左右の開脚もあまり広くない。
ヒザは二重関節で、他のガンダムと同等の広い可動範囲をもつ。

色分け

レンズの内側、ヒジ以外のGNケーブル、腹部の赤、機首のグリーンなどはシールに依存した色分けとなるが、それでも全身のグレーなど色が不足する部分が目立つ。せめてマスキング塗装必須な主翼のグレーのラインくらいはシールを付属させてほしかった。
顔のクマドリとアゴの先端部分を構成するパーツは本来赤であるはずだが、他の部分と同じオレンジで成型されているので、カメラアイともどもシールで再現することになる。
部分塗装を施す場合、オレンジとグレーに塗り分けねばならないリアスカートが白成型であるなど、比較的手間がかかる部分が多いので要注意。
マシンガンがPS素材なのは地味にうれしい。

武器・付属品

  • GNビームサブマシンガン+右腕用マウントラッチ
    マシンガンはグリップが着脱でき、マウントラッチを使えば右腕に装着することも可能。
  • GNビームサーベル(グリップ)×2
    リアスカートの裏に収納されており、使用状態を再現するにはヴァーチェなどに付属するビーム刃を流用する必要がある。
  • GNシールド
    腕部ラッチに装備可、ブレイドは着脱式。
  • 変形用股関節ジョイント
  • 平手(右)
    エクシアに付属する平手(左)と対になる。
  • 握り手(左右)

手首は他のガンダムとデザインが同じなので相互に流用可能。

コメント

お名前:

コメントはありません。 Comments/HG 00 ガンダムキュリオス?

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP