HG 00 ガンダムデュナメス

03　GN-002 ガンダムデュナメス　　2007年11月17日発売　1260円 (本体1200円)

総合◎
シリーズ：1/144 HG 00シリーズ　(02 ユニオンフラッグ ←　→ 04 ガンダムキュリオス)

総評

HG00シリーズ第3弾。
キットのつくりとしては細かいパーツ分け、クリアー素材・軟質樹脂の使用、ヒザの二重関節など、第1弾のガンダムエクシアを踏襲している。
パーツ分割は秀逸で、極力合わせ目が正面にこないようになっている。特に肩の合わせ目が目立たないのはうれしい限り。
ただし関節は挟み込みのパーツがかなり多く、塗装派の人にとってはやや不満か。

先に発売されたFGとの最大の違いはGNフルシールド装備の再現。GNシールド、GNフルシールドとスイング・ロック機構を備えた基部の組み合わせによって、さまざまな表情を出せるのでプレイアビリティは高い。
しかしシールドのボリュームのしわ寄せか、付属する武器はGNスナイパーライフルとビームサーベルのグリップが2本のみとややさびしい内容。
劇中で印象的なガンカメラモードはアンテナのスライド機構で再現している。
スナイパーライフルに添える、エクシアのものとは表情の違う左平手が付属。

プロポーション

通常時、フルシールド装備時ともに大きな破綻はなく良好。
頭部形状は劇中より設定画に近く、やや面長な印象。

関節

上腕のロール、内側へ大きく動く胸部、ヒザの二重関節など、エクシアとほぼ同等の構造。
可動範囲が前後には広いが左右に狭い股関節など弱点もエクシアのものを引き継いでいる。とはいえ狙撃機として必須なライフルの両手持ちやヒザ立ちは楽にこなせる。
肩基部の上方向へのスイングや手首の前後スイングが追加されたが、ライフルやシールドの重みに耐えられずそのままではほぼ死んだ機構となってしまっている。
腰部バーニアはボールジョイント接続となっており、浅く接続すると上下左右に独立可動させることができる。
GNシールド、GNフルシールドは設定どおりに可動。肩にGNスナイパーライフルをマウントしたままフルシールド形態にすることも可能。

色分け

成型色とシールで大まかな色分けはなされるものの、他のガンダム3機と同様、全身に散在するグレーが足りていない。逆にいえばグレーさえ部分塗装すれば見栄えはかなりよくなる。
その他の要塗装ポイントは、頬・首筋・サーベルマウント部の白、アンテナ左右の赤など。

武器・付属品

• GNスナイパーライフル
  フォアグリップが可動、肩のアタッチメントにマウント可能。バイポッドは収納状態と展開状態の差し替え式で、展開状態はなぜか白色成型となっている。
• GNビームサーベル（グリップ）×2
  GNバーニア側面にマウント可能、ヴァーチェなどに付属するビーム刃を流用できる。
• GNシールド×2
  肩のアタッチメントの前後、横にマウント可能。
• GNフルシールド×2
  肩側面にマウント可能。
• 平手（左）
  エクシアに付属するものとは形状が異なる。
• 握り手（左右）

GNビームピストルおよびホルスターは説明書の機体解説に記載があるにも関わらず付属しない。
フロントスカートのGNミサイル展開ギミックはオミット。

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