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HGUC 黒い三連星ザク

152 MS-06R-1A 黒い三連星ザク  2013年2月16日発売 1680円 (本体1600円)

シリーズ:1/144 HGUCシリーズ
(151 ジェスタ・キャノン← → 153 ユニコーンガンダム2号機 バンシィ・ノルン(ユニコーンモード)?)

総合○

総評

MSV(モビルスーツバリエーション)の代表的な機体で、06Rや高機動型ザクなどとも呼ばれるザクII、その黒い三連星仕様がHGUCでついに登場。
オールドファン歓喜のキットであるが、当時のイメージと比較すると小さめな頭部、細長い胴体、細い太もも、嵩高な足首など、当時の味わいを求める人には向かないかもしれない。
細かい部分の不満が積み重なったことで○評価としたが、現代版ザクIIとしては文句なくカッコいい良キットである。
なお、関節など一部のパーツがザクマリナー?と共通となっている。

プロポーション

旧キットやMGに比べ、非常に小顔でスマートな今風のザク体型。設定画のイメージとは異なるが言うことなし。
特徴的な脚部とバックパックは精密なつくりで、06Rとして要求されるラインは軽くクリアしている。改造の素体としても使い出があるだろう。
動力パイプ(軟質樹脂製)には組み立て時に折り曲げるための切り欠きがあり、人によっては気になるかもしれない。

関節

モノアイ、首、肩、上腕ロール、ヒジ、手首、腰、股関節付け根、股間接、太ももロール、ヒザ、足首、バックパックバーニア、肩アーマー、フロントおよびサイドアーマーが可動。
肩はPC-001による引き出し関節であり、バズーカを構えるポーズも余裕でこなせる。ヒジは100度くらい曲がるが、ヒザは太ももの太さゆえに80度程度。
太ももにロール可動は設けられているものの、足をハの字に開こうとすると、太もも内部のはめ込み部分とフレームが干渉してしまう。あらかじめ削り落としてやるとよい。
最近のキットとしてはあまり可動範囲は広くないが、空間戦闘用の機体としては十分なポーズが取れる。ただしザクの宿命であろうか、動力パイプのせいで腰の回転はほとんどできない。
また、ザクマシンガンを構えるとストックが干渉し、思うようにポーズがつけられない場合がある。
総合して可動範囲は並である。

色分け

成型色で細かいところ以外はおおよそ色分けされており、モノアイ、バックパックの白と赤はホイルシールで補完。外観上のワンポイントとなるスネのバーニアの白・赤・黒、ふくらはぎのプロペラントタンクのグレー、機体各部のスラスターの赤と黒には部分塗装が必要となる。
また、各部のホワイトの形成色は旧キットのカラーリングとは異なる(実際にはダークブルー部など他にも旧キットとは異なるカラーリングの部位がある)。

武器・付属品

  • ザクマシンガン
    前述のとおりストックが干渉するため、まっすぐに構えづらいのが難点。
    マガジンは2個付属し、サイドアーマーに取りつけることが可能。
  • ザクバズーカ
  • ヒートホーク
    サイドアーマーまたは後述のウェポンラックにマウント可能。単色成型なので塗装必須。
  • 握り手(左)、ヒートホーク持ち手(左右)、銃持ち手(左右)
    左の銃持ち手が付属するのはありがたい。
    しかしながら、成型色が右のヒートホーク用持ち手と左の銃持ち手のみ黒、残りはなぜかグレーである。
    このため素組みの場合、組み合わせによってはちぐはぐな印象になってしまう。
  • 隊長機用アンテナ+頭部パーツ
    アンテナはアニメ風のものとMSV版の2種類から選択。
  • ウェポンラック
    キットオリジナルのパーツ。右肩のシールドに取りつけて使用し、ザクマシンガン、ザクバズーカ、ヒートホークを一度にマウントすることが可能。
  • テトロンシール
    MSV風のディテールアップに役立つ。

MGのVer.1.0、Ver.2.0のどちらでも再現可能なプロトタイプのジャイアント・バズが、本キットでは付属しないのが残念。
バンダイのサイトでは「HGUCドムに付属のバズーカを用いて06R用のジャイアント・バズを作り出せる」という記述があるが、これはグリップ取り付け部の寸法が共通のため、砲身を流用すれば本キットでもジャイアント・バズを装備できるということだと思われる。グリップは1つしか入っていないので、流用してしまうと通常のザクバズーカは作れなくなる。

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