MG フリーダムガンダム
072 ZGMF-X10A フリーダムガンダム 2004年7月発売 3990円 (本体3800円) †
総合○ 関節◎〜○? ギミック◎〜○? 武器○
総評 †
近年稀に見る賛否両論が巻き起こっている一品。
人によっては胴部の長さや、1/100シリーズからあまり進化の見られない武装のパーツ割、ABSに頼りきった関節構造がどうしても目に付いてしまう模様。
しかしながらストライクと同等の可動範囲と、ハイマットモード時には幅30cm以上に達する大きな翼は文句なしの出来であり、完全ではないが仰け反りを防止するため、リアアーマーの爪を胴体の隙間に噛ませる等の細かな配慮が光る。
同機の1/100キット等ではできなかった、通称ハイマットフルバースト状態(背中の羽・ビームキャノンの同時展開と、腰部レールガンを展開した全弾発射状態)を再現できるようになった。
翼の展開など迫力あるポーズを取らせられるように、羽展開をイメージした台座が付属し、そのスタンドの上で格好いいポーズを取らせることを追求したキットといえるだろう。自立状態だと若干評価が下がってくるかもしれない。
高い評価を与える人が多い反面、不評の意見も多いため○評価。
ヒジではシールドそのものが邪魔、またヒジ横のシールド接続部ではプラパーツ同士を直に接続することによる磨耗や、接続のために取り外した六角形パーツの脱着及び紛失が心配(取り外したパーツは上にズラして再度取り付けておく)、といったような問題を抱えている。
再販分以降のキットでは修正されているが、初回生産分のキットはデカールに誤植(PHASE SHIFT→PHASE SHIT)があるので注意。 →備考
2005年8月30日にはメッキ+塗装済のフリーダムガンダム(エクストラフィニッシュバージョン)(8400円税込)という商品も発売された。
プロポーション †
このキットの評価を二分する最も重要なポイントである。ストライクと同様細身でスリムなプロポーションだが、自立させると翼の重みで若干仰け反ることもあり、やはり胴の長さが目立つ。
関節 †
ストライクの構造を受け継いでおり、高い自由度を誇る。ビス止めを廃して完全なABS接続となっているため翼基部やヒジ、ヒザといった重要な部位の磨耗に注意。
ギミック †
翼は10枚すべてが可動。背部のビームキャノン、腰部のレールガンの展開の他、翼の展開と合わせたハイマットフルバーストモードの再現を可能としている。
ヒザの装甲は脚部の動きと連動するギミックがあり、外装がせり上がって内部のシリンダーが露出する。
スタンドは角度調節が出来ないのが残念だが、ストライク付属のものを代用することも可能である。前傾姿勢などをとりたい場合にはこちらを使用するとよいだろう。
武器・付属品 †
- ビームライフル(腰の後ろにマウント可)
- シールド(2通りの方法で腕にマウント、張り出した銃眼は左右どちらにも取付可)
- ビームサーベル×2(クリアピンク刃、腰にマウント可、連結してツインソードにも)
- 飾り用台座(台座は開いた翼を模した形状)
- 1/100キラ・ヤマト(パイロットスーツ)フィギュア
- ガンダムデカール
- マーキングシール
マーキング類はザフト軍仕様とキラ仕様を選択可。
ビームサーベルの連結部の破損に注意。
初回生産分には後ハメ加工、合わせ目消し、塗装などのテクニックを紹介したパンフレットが付属する。(提携:ホビージャパン)
備考 †
デカールの誤植については、バンダイに問い合わせれば修正版を無料送付するとのこと。また再販分(2004年8月)からは修正された物が同梱される。
問い合わせ先
(株) バンダイ静岡相談センター
054-208-7520 月〜金曜日の10:00〜16:00(祝日除く)
http://bandai-hobby.net/support/
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