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MG ユニコーンガンダム Ver.Ka

102 RX-0 ユニコーンガンダム Ver.Ka  2007年12月21日発売 5250円 (本体5000円)

総合○ 関節△ ギミック◎ 武器◎

総評

小説「機動戦士ガンダムUC」の主役機をVer.Kaシリーズの第5弾としてキット化。
純白の一角獣をイメージしたユニコーンモードから、サイコフレームが露出したNT-D発動モード(デストロイモード)への変身を再現。サイコフレーム部分には集光性のクリア素材を採用し、NT-D発動時に赤く光るイメージを表現している。
頭部の角は変形タイプと固定タイプの2種が付属。

2形態への変身ギミック再現を最優先にしたためか可動範囲はMGシリーズ中でも最も動かないレベルだが、「変形」ではなくまさに「変身」とでもいうべきギミックは圧巻。
全身の美しいモールドやプロポーションなど外観面での満足度も非常に高いが、アクションモデル的性格を切り捨てた割り切った仕様であるため、キットに何を求めるのか人によって評価が分かれる。

プロポーション

全体のプロポーションは良好。
説明書のコメントには「ユニコーンモードが7頭身、デストロイモードが8頭身」とあるが、設定イラストと比べてもキットは足が長く頭身が高い。特にデストロイモードでは頭部内への収納ギミックのためにマスク部分が小さく、10頭身近くあるような印象を受ける。
他にもイラストと比較すれば肩アーマーがやや小さく取り付け位置も低い、等の指摘はあるが、ユニコーンモードのシンプルで美しいスタイルは好評。全身に配された段落ちモールドやシャープなスジ彫りが作る陰影も小気味よく、白一色の機体に十分なメリハリを与えている。
パーツ一つ一つの精度も高く、体中に大掛かりな変形ギミックがあるようには見えないほど。

関節

可動を捨ててスタイルとギミックを追求したのか、近年のガンプラと比べると可動範囲は狭い。
肩関節基部はストッパーが付いているためほとんど動かず、ヒジ関節もアーマーが干渉するため思い切った射撃ポーズなどが取りにくくなっている。
ヒザ関節は80度程度しか曲げられず、足首もギミックのため複雑な四重関節にはなっているが、実質的には一軸ボールジョイント程度の可動範囲。またギミックが詰まったキットの重量はかなり重いのだが、それを支える足首関節が細い軸で構成されているため、ヘタりやすいのも難点。だが自立に問題が出る程ではない。
総じて上半身は普通程度だが下半身は厳し目のため、四肢を大きく広げるような派手なアクションポーズはほとんど決められず、素立ちディスプレイ専用と割り切った方が良いかも知れない。
変形タイプの方のアンテナは可動軸の破損に注意。

ギミック

何と言ってもユニコーンモードからデストロイモードへの変身ギミック。
上腕部以外のほぼ全ての部位が展開、変形し、サイコフレーム部分を露出させるだけでなく、体格が一回り大きくなりプロポーションも変わる。非常に複雑なため説明書をよく読んで確認しながら変形させること。
関連してシールドにも展開ギミックあり。
ビーム・マグナムとハイパー・バズーカは伸縮し、それぞれエネルギーパックやマガジンの着脱ができる。

武器・付属品

  • ビーム・マグナム+5連装式エネルギーパック×3
  • ハイパー・バズーカ
  • ビームサーベル×2
  • シールド
  • 頭部アンテナ(変形タイプ、固定タイプ)
  • 1/100パイロットフィギュア(座/立)
  • ガンダムデカール
  • マーキングシール




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