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1/100 HG ガンダムエピオン

05 OZ-13MS ガンダムエピオン  1995年11月発売 本体価格1500円

シリーズ:1/100 HG ガンダムWシリーズ
 (04 ウイングガンダムゼロ ← → 06 アルトロンガンダム)

総合△

総評

「Endless Waltz」で唯一リファインされなかった…と思いきや、近年の「敗者達の栄光」などで新たなデザインでお目見えしたガンダム。MA形態に変形可能。
パーツ構成は悪くないのだがパーツが干渉して可動範囲が狭かったり、全体のバランスが悪かったりと、少し厳しいキットである。
また、各部が刺々しいデザインのMSだが、安全のため軒並み丸くなっており、少しモッサリしてしまっている。

プロポーション

設定画に比べると若干細いが、設定どおりだと太すぎる感もあるのでこんなものか。
キットは前腕・肩アーマーに比べて上腕が細い、スネに比べて太ももが細いなど、全体のつながりがイマイチよくない。腕が極端に短いものの、これは一応設定どおり。
デザイン的にある程度は仕方ないのだが、曲線で構成された前腕やスネに対して胴体があまりにも箱っぽく、シルエットにまとまりがない。
頭もそこに付く顔も大きく、かつ丸っこくて今ひとつ。
ウイングは長さ的には設定に近いが、一枚板で薄く、劇中の印象からしても迫力に欠ける。
ヒートロッドは長さは十分なものの、節一つ一つのプラスチックの肉厚が目立ち雰囲気を損ねている。また、節ごとに挟み込みとなっているので塗装派は覚悟が必要。

関節

ヒジ・ヒザともに二重関節だが、干渉して90度曲げるのがせいぜいといったところである。
ヒジはWシリーズ共通のポリキャップでの横回転・二重関節になっているため、むき出しのポリ関節は修正したい。
ヒザは緩く、また肩アーマーと上腕の接続がキツすぎるので要注意。
変形のため腰フレーム部分は少し特殊な形状をしており、フレームごと後ろに回して変形する。1/144でオミットされてしまった腰の回転は普通に可能。
ヒートロッドは節ごとに可動するが、直線的な動きしかできず、根元以外ポリキャップが使われていないのでヘタリが心配。
サーベルは腰アーマーとビニールチューブで接続され、抜けにくいよう配慮されている。

色分け

シールはあまり付属せず、塗り分けが必要。特にウイングやシールドはあずき色一色なので塗り分けてやろう。
金のパーツは半光沢のメッキがされており渋い金属感がよいが、横から成型されているためエピオンクローの裏側にはクリアイエローが乗っておらず塗装が必要。
クリアパーツはビームソードとカメラアイ、MA形態用のエフェクトパーツが付属。しかしどれも丸っこい上、柔らかくて毛羽立つため整形しにくい曲者である。

武器・付属品

  • ヒートロッド
    各ブロックで可動。
  • シールド
  • ビームソード
    ビーム刃はクリアグリーン成型。通常出力と高出力の刃を選択可。
  • MA形態用エフェクトパーツ
    クリアグリーン成型。

おまけ 定番改修

プロポーションを修正する場合は細くするか太くするか、どちらかに方向性を決めてやるとよいだろう。
前腕部の大型化は面倒なので、延長工作程度に留めておくのが無難か。
ウイングは小振りで迫力に欠けるため、プラ板で幅増ししたり地面に届くくらい大型化するのも良いかも。
ヒートロッドは、ボールジョイントにしてやったり(少しスペースが厳しいが)アルミ線などを通してやるとフレキシブルに動くようになる。

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