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1/100 HG アルトロンガンダム

006 XXXG-01S2 アルトロンガンダム  1996年2月発売 本体価格1800円

シリーズ:1/100 HG ガンダムWシリーズ
 (005 ガンダムエピオン ← → 007 ガンダムデスサイズヘル)

総合△

(レビュー投稿日:2016/12/12)

総合

シェンロンガンダムの強化型にしてバリエーションキット。
頭部、腕、バックパック、太ももから足首にかけてが新規パーツに置き換えられている。
左腕もドラゴンハング化、いわゆる背負い物も追加されてプレイバリューが上がった。
しかし1/144キットからほとんど進歩の見られない色分け、ドラゴンハングで磨耗対策が必須、シェンロンガンダムにはあったクリアパーツが付いてこないなど、当時の1/100キットとしては残念な点が目立つ。

プロポーション

設定画をベースにした力強いプロポーションで立体化。ただし頭はやや大きめ。
1/144キットでは頭やスネの造形のダルさが問題だったが、そういうこともなくメリハリのきいたフォルムとなっている。
ドラゴンハングの上アゴの牙の内側に肉抜きがあり、これが案外目につくので埋めてやりたい。

関節

共通する部分はシェンロンガンダムと同等。
ドラゴンハングの伸縮部分は根元のロール用関節以外にポリキャップが使われていないので、動かしすぎて磨耗が進むと収縮状態を維持しにくくなる。
手はシェンロンガンダムと同じ可動指だが、重くなった武器(ツインビームトライデント)を保持するにはいささか頼りないと言わざるを得ない。

ギミック

両腕のドラゴンハングが展開。1/144キットと異なり、前述したように根元にロール軸がある。シェンロンガンダムのものとはロール軸の位置が違うので取り扱いに注意。ポリキャップはロール軸にしか使われておらず、クリアパーツが付属しないのでシェンロンガンダムのドラゴンハングのような磨耗対策もされていない。ここで評価がかなり下がった。
ドラゴン頭部は上アゴの牙はプラ可動、前腕接続部と下アゴはポリ可動。
バックパック(ランダムバインダー)はウイングが根元でポリの2軸可動。ビームキャノンは根元と途中3ヶ所で可動し、根元と先端付近がプラの関節となっている。技術があれば可動箇所を増やして節ごとに動かせるよう改造したいところ。

色分け

増加したボリュームゆえのしわ寄せか、1/100のガンダムWシリーズのキットでは唯一、クリア成型のエフェクトパーツが付属しない。このためツインビームトライデントのビーム刃は白で成型、さらにはグリップも緑成型と、1/144キットと全く同じ色分けレベル。
シェンロンシールドは、設定では赤い外周部分がランナーの都合で緑成型であり、まるごとシールで覆っての再現である。中央とその周辺の赤い部分はシールも付属していないが、メッキパーツなので塗装しづらいという難点がある。
地味にデザインが変わったアゴはマスク部とは別パーツだが、新規の白ランナーに成型されていてシールでフォロー。
また、金メッキのパーツがシェンロンガンダムと同じものしか付いてこないので、ドラゴン頭部の牙(上下とも)、これもシールでまるまる覆わなければならない。

他にシールが用意されているのは、肩アーマーのファイティングサイト(六角形マーク)、額メインカメラ、カメラアイ、ドラゴン頭部の目、胸当ての三角と縁の金、ビームキャノンの金。
ドラゴンハングファイヤー噴射ノズルの緑、手首とレッグバーニアのグレーは要塗装。

武器・付属品

  • ツインビームトライデント(使用状態)
    ビーム刃の取りはずしはできない(非使用時は柄が収縮しているという設定のため)。
    また、劇中とはビーム刃の形状が異なっている。
  • ツインビームトライデント(収縮状態)
    左側のウイングにマウントパーツを介して取りつけ可能。
  • シェンロンシールド
    左肩アーマーに取りつけ。シェンロンガンダムと違い、腕には装備できない。

なお、シェンロンガンダムの装備であるビームグレイブが柄のみ余剰扱いで付属する。




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