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1/100 ガンダムナタク

01 XXXG-00S2 ガンダムナタク<アルトロンガンダム>   1997年2月発売 本体価格1800円

シリーズ:1/100 HG ガンダムW(EW)シリーズ
 ( → 02 ウイングガンダム ゼロカスタム)

総合△

(レビュー投稿日:2017/11/02)

総合 △

 劇中での登場順に合わせ、主役であるゼロカスタムより先に発売されたキット。
 TV本編のアルトロンガンダムと同一の機体でありながら、このシリーズでは他の各ガンダムの例(〜カスタム)と異なり、なぜか愛称のナタクが商品名として使われている(現在はアルトロンガンダムEWとして定着)。
 ハンドパーツと太ももから下をTVシリーズの1/100シェンロンガンダムから流用したためか、シリーズの他のキットに比べてやや安めの価格設定である。なおランナー構成上、胸当て下部のダクト、フンドシ、背部バーニアも流用されている。
 それゆえにライン・ディテールにおいて脚部が浮いてしまっているほか、全体のプロポーションも劇中イメージ・設定画のどちらとも似ていないため△評価とした。
 ちなみに流用ランナーから余剰となるのは、シェンロンガンダムの胸当て、左肩アーマーの一部、ビームグレイブの柄とそのマウント部である。

プロポーション △

 全体的なバランスは決して悪くなく、流用パーツである脚部は股関節の位置を下寄りにすることで他のガンダムと等身を合わせるという工夫も見られる。
 ただ耳が短い、肩アーマーが横に長いなど、設定画からは(カトキメカらしさも含めて)かけ離れているため、それが気になる場合はかなり改修する必要がある。
 脚部は前述のとおりTV版シェンロンガンダムそのままなのでスジ彫りが多く、ディテールの量で上半身と釣り合いがとれていない。また、エッジもかなりダルい。

関節 ○

 当時としては平均的な可動範囲で、つま先も可動する。ヒジ・ヒザは二重関節だがそれぞれ100度、90度くらいしか曲がらない。肩基部や腹部の可動ギミックはなく、開脚も大きくはできない。

ギミック ○

 両腕のドラゴンハングの展開が唯一にして最大のギミック。
 前腕内部にある可動部、赤い伸縮部の両端がポリキャップで動かせる。
 ドラゴンのアゴと伸縮部の節ごとにも可動するが、ここはプラ同士。前者は軸が細いため、あっという間に緩くなる。
 また、ドラゴン頭部が重く、ハングの展開状態では重心が不安定になりがち。
 だがハングを支えるためのスタンドなどは付属しないので、大きく伸ばしたポーズをつけたいなら自分で魂ステージなどを用意する必要あり。
 HGFA版MG版?にあるような伸縮部を延長するパーツも付いてこないが、そのままでも迫力は十分ある。

色分け・合わせ目 △

 大まかには色分けされているが、シールが目立つ箇所も多い。
 具体的にはカメラアイ、肩アーマーの白、胸当て縁と肩口の黄色、胸当て下部ダクトとフンドシのライトグリーンがシールでフォローされている。
 胸当て中央部、ドラゴン頭部のライトグリーンとアゴの赤、ツインビームトライデントの柄は要塗装。
 合わせ目が目立つのは頭頂部、肩アーマー、前腕、ドラゴンハングのアゴ、足ソール部である。

武器・付属品 △

  • ツインビームトライデント
    TV版アルトロンガンダムの1/100キットとは異なりビーム刃がクリアグリーン成型になったので、そちらに持たせてもよいだろう。
    ただし柄は相変わらず本体色のグリーンで成型されてしまっている。




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