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HGUC ザクII改

87 MS-06FZ ザクII改  2008年5月発売 1260円 (本体1200円)

総合△
シリーズ:1/144 HGUCシリーズ (86 νガンダム ← → 88 サザビー)

総評

いろいろな意味でアンバランスなキット。
トリッキーな分割で首元やわきの下のブチ穴を再現したり、股関節軸のスイングで劇中の座り姿勢を再現できたりと
意欲的な部分も多いのだが、プロポーションや手首の少なさで大きく印象を損ねてしまっている。
旧キットと同様、ノーマルと別にフリッツヘルメット型の頭部も用意されているが、劇中でバーニィを回収しに来た指揮官機についていたツノは今回も付属せず。

プロポーション

旧キットの印象が強いせいもあるが、設定画と比べてもやはり細い。
特に脚部は後に発売されたザクF2よりも細く、このキット最大の難点。

関節

HGUCとして必要十分な可動範囲で、ABSパーツはなし。腰は浮かせると若干ながら前後にスイングする。リアスカートも前後に少し動く。サイドスカートは後ろ側の1点のみでリアスカートに接続する(ポリキャップ未使用)ため、摩耗するとはずれやすくなるので注意。
キットの売り物として、近年のMGのように股関節軸ごと前後にスイングすることで座り(不時着)姿勢を再現できる。
モノアイの可動は残念ながらオミット。
フロントアーマーは中央で切り離すことで左右が独立して可動するようになるが、切断面を整えないで無理やりフンドシにはめ込むと、フンドシの該当部分が白く濁る。処理は確実に行いたい。
なお、左肩の関節の部品が折れやすいという報告もある。

色分け

旧キットも十分に色分けされていたが、コックピットハッチや腹部、つま先が別パーツ化されるなどさらに充実している。それでも各部バーニア内側の赤、スネ側面バーニア下半分と上腕のミディアムブルー、ヒートホークは要塗装。
モノアイシールドとモノアイはホイルシールで再現(モノアイシールドはネービーブルー成型)。
また、ジオンのマークをあしらったテトロンシールも付属する。

武器・付属品

もうひとつの問題点。手首が銃持ち手(右)、握り手(左、ヒートホーク保持可能)、平手(左)の3種しかなく、
右手でヒートホークを持つ際は銃持ち手を使うしかない。
当然、トリガーにかけた状態の人差し指が悪目立ちしてしまい、非常に印象が悪い。
劇中の再現を売りにするのならば何とかしてほしかったところ。

  • MMP-80 90mmマシンガン
    右銃持ち手とはダボで接続、グレネードランチャーを着脱可。設定よりも大きめ?
  • ヒートホーク
    アタッチメントでリアスカートに接続可。少々きついのではずす際は慎重に。
  • Bタイプ頭部(フリッツヘルメット型)
  • 銃持ち手(右)
  • 握り手(左)
  • 平手(左)

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