HGUC νガンダム

86　RX-93 νガンダム　　2008.03.27発売　2625円 (本体2500円)

総合◎　関節−　ギミック−　武器−
シリーズ：HGUCシリーズ(1/144)　(85 リ・ガズィ← → 87 ザクII改)

総評

1/144としては20年の時を経てリメイクされた、最高のスタイルでまとめられたνガンダム。今後のスタンダードとなるであろう挑戦的要素が多い。
CCA期に登場する大型機体のため、先発のリ・ガズィに続きキット自体も大ボリュームかつ高額だが、頭部ヘルメットのスライド金型による1パーツ成形や、よく練られたランナー構成、合わせ目の目立たない本体、装甲裏の細かいディテールなど、かなり充実した内容である。
フィン・ファンネルはすべて着脱・変形可能なので重い。ファンネルの連結はやや固い上、それぞれ微妙に異なる3種類が組み合わさる形状なので組み間違いに注意。

プロポーション

やや小さめの頭部やスラッと伸びた足が気になるかもしれないが、好みの問題。全体のバランスはよい。
2000年に発売されたMGの問題点をできるだけ改善したといった感じ。
ファンネル装備時の迫力は大したもの。

関節

ABSとポリの併用関節。 背負い物が大きいが、主に新型ポリキャップ・PC-132による各部の関節強度アップのため自立には問題なし。
首は基部を後ろに反らせることができ、大きく上を向くことができるが、やや座りが悪い。
肩部の自由度が高いため、やや狭い腕関節の可動域をカバーしている。
ヒジとヒザの可動はそれぞれ90度強ぐらい。ファンネルの磨耗には注意が必要。
バックパックのバズーカラックは可動式で、後方に傾けることが可能。ファンネルラックも差し替えが必要だが、一応回転機構がある。できればサーベル基部にも同様のギミックがほしかった。

色分け

かなり優秀だが、主に黄色が足りていない。
具体的にはサイドおよびリアスカートとふくらはぎのスラスター。これらを塗るだけで印象がグッと引き締まるはず。
その他、バズーカのダークブルーの一部、フロントスカートのダクト、背面サーベルホルダーの黒ラインなどが要塗装ポイントとなっている。
腰のV字やファンネル中央付近の黄色、カメラアイや頭頂部前後および左肩口のセンサーはホイルシールでフォロー。
また、左肩やシールドのマークを再現するためのマーキングシールが付属する。

武器・付属品

• ビームライフル＋持ち手（右）
• ニュー・ハイパー・バズーカ＋持ち手（右）
• ビームサーベル
  ビーム刃はクリアピンク成型で大型のものと柄尻用のもの、計2種類が付属。
  鍔部分が展開、バックパックにマウントできる。
• 予備ビームサーベル
  ビーム刃はクリアピンク成型の通常のもの。左腕に収納可能。
• フィン・ファンネル×6
• シールド
• 左平手
• 握り手（左右）

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