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HGUC Hi-νガンダム

95 RX-93-ν2 Hi-νガンダム  2009.6.13発売 2310円 (本体2200円)

総合○ 関節− ギミック− 武器−
シリーズ:HGUCシリーズ(1/144) (94 シュツルムディアス← → 96 アイザック)

総評

MGと同様、いわゆる「公式設定画」を元に立体化したキット。
νガンダムと比較すると、付属品やパーツ分割などポイントを絞って低価格化、組立の簡易化を図ったと見られる点があり、豪華なキット内容を期待するかどうかで評価が分かれる。
だがMS本体の合わせ目の目立たない構成や、色分けの再現、各部のモールドの立体感や情報量などは、νと同等かそれ以上に充実しており評価が高い。

主に目立つ不満点は、6基あるフィンファンネルのうち可動式は2基だけである点、設定では白とシルバーのの武器が黒鉄色1色の単純な左右貼り合わせである点、左の平手やベースとの接続穴隠しパーツが付属しない点などが挙げられる。
ν譲りの合わせ目を消す必要がない頭部のパーツ分割は、大アンテナ&トサカ、ヘルメット、顔&えりあし、小アンテナ、アンテナ基部、アゴ、というさらに意欲的な構成になっている。
ただアンテナをシャープに削りたい人は、一体成形されたトサカを傷つけないように注意。
額のアンテナ基部には、読めるか読めないかの大きさで形式番号がモールドされている。
その他に、多数のパーツを組み合わせる胴体、ふくらはぎの青のはめ込み方、シールドの色分け、斜めに抜かれた靴などは見所。

プロポーション

MGと同じく新設定画版での立体化。だがHGUC化にあたり各部バランスの再調整が施されている模様で、各部のボリューム感などがより太い方向にアレンジされている。
また細部の形状もより煮詰められている(胸部コクピットブロックの角度や腰部のフンドシ、フロントスカートあたりがわかりやすい)。
なおνガンダムと較べるとひとまわり小さく、リ・ガズィとほぼ同等のサイズだがこれは設定通り。

関節

本体はファンネルの重みに対する転倒対策か、足首の可動範囲が狭い点以外は必要十分な可動範囲。
首はHGUCシリーズのCCA期のキット定番の関節機構で大きく上を向くことができる。
背部ファンネルコンテナは上下左右と可動し表情をつけられるが、個々のファンネルとの接続部は可動しないため、放射状の取り付け角度自体は変えられない。
可動版のファンネルはコンテナとの接続軸が目立つが、ロック機構が新たに設けられており両形態できっちり固定できる。
背部に背負い物が多いので立たせるときはバランスに注意。機体イメージからしてアクションベース向き。

色分け

MS本体とシールドの青と白の色分けは成形色で再現されておりほぼ完璧。
目とトサカのカメラ部、爪先の銀、フンドシの連邦マーク、襟のロンド・ベル隊章はホイルシール
銀と黒鉄色のパーツは、やはりウェルドラインのようなムラが見受けられる。
ビームライフルとバズーカは、設定では白とシルバーのカラーリングなのに対し、黒鉄色の単色成形なので要塗装。どうせなら白一色成形のほうが色面積からして近く、塗装も楽だった。
その他プロペラント/スラスターユニット基部の銅色や、足裏スラスター等の細部の黒鉄色とシルバーなども部分塗装必須。
また、マーキングシールが付属する。

武器・付属品

  • ビーム・ライフル
  • ニュー・ハイパー・バズーカ
  • ビーム・サーベル×2
    コンテナ内ラックに収納可、ビーム刃はクリアブルー成形の両刃のものが1本付属。
  • シールド
  • フィン・ファンネル(可動)×2
  • フィン・ファンネル(収納状態)×2
    ファンネルは全6基中、きちんと展開可能なのは2基のみ、残りは収納状態で2基一体のものが左右で2セットとなっている。これは賛否両論だが「どうせ全基同時に展開させて飾ったりはしないので、パーツ数が多く複雑な可動版を6回も組まされるよりいい」といった見方もある。
    固定版は2基一体となっているため、コンテナの片側3つのラッチのどこにどれを接続するかのパターンが限られ、つけかえて遊ぶ上では物足りない。可動版のファンネルはどのラッチにも無改造で接続できるので、キットを3つ買えば全部可動にできる。
  • プロペラント/スラスターユニット×2
  • 銃持ち手(右)
  • 握り手・武器持ち手(左右)

左腕予備サーベルのギミックはオミット。サイズからして仕方ないか。

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