MG ジ・O
140 PMX-003 ジ・O 2010年8月7日発売 12,600円 (税抜12000円)
シリーズ:1/100 MGシリーズ
(139 コア・ブースターVer.Ka ←? → 141 ガンダムデスサイズ EW?)
総合× 関節○ ギミック○ 武器△
総評
MG化希望アンケートにより発売が決定したキット。
箱も中身も大きいため、価格もMG パーフェクトジオングを抜き、MG史上最高額を更新した。
しかしながら後述のように「HGUC版を大きくしただけ」感、「以前ボツになったものを持ち出してきた」感が強く、2010年現在のMGとしてはかなり残念な出来である。
自分で好きに手を入れたい人にはよいキットといえるかもしれない。
発売前から各種情報で叩かれていたが、発売されるとその惨憺たる内容が明るみになった。
- 春のアンケート発表から発売決定までが異常に早く、定例化しているCADデザインの公開も全くなかった。
- 全体的にパーツ分割が大ざっぱで、巨大なパーツが目立つ。
- デザインの特徴でもある全身50ヶ所の小スラスターが色分けされていない。
- ビームライフル・胸部・頭部などは目立つ部分にもかかわらずモナカ割り構造。
- ライフルは合わせ目をシールで隠す、モノアイはシールが付属しないなど、今のレベルからは考えられない仕様。
- 動力パイプは汎用パーツでザクVer.1.0、グフVer.1.0時代のもの。
- ビームサーベルは2本しか付属せず、SB-1という汎用パーツでゲルググVer.2.0の刃より短い。
このように、コストダウンで部品点数を下げたというレベルでは決してない不自然さから、過去(10年近く前?)の設計を蔵出し流用したものではと噂されている。
昨今の原油高の影響もあるとはいえ、この内容で12000円という高額商品であることもファンからの印象をさらに悪くしており、希望小売価格は8.000円、割引後価格は6.000円程度が適正ではとの指摘もある。
少々強引ではあるが、よい点を探してみる。
- 発売されたこと自体。
- パーツが少なく、初心者でも作りやすい。
- 大きさ、重量感によるプレッシャー。
- 改造前提の素材とみれば、いじりがいがある。
- 黄色なので、西の方角に置いておくと金運がアップするかも?
- パプテマス様付属
プロポーション
プロポーションは、大きさの割に破綻なくまとまっている。
その存在感は圧倒的。
関節
鈍重な体形にしてはよく動くほうかもしれない。
股関節のスイング機構にはロック機構がほしかったところ。それ以外の各関節の保持力は無調整でも問題ない。
ギミック
本機最大の特徴、隠し腕を再現。
モノアイは頭部装甲を取りはずして動かす。
また、コックピットハッチの開閉ギミックがある。
武器・付属品
- ビーム・ライフル
- ビーム・ソード×2
両腕と両隠し腕に持てるように4本ほしかった。 - 1/100 パプテマス・シロッコ
立ち姿と、コックピット用の着座姿勢の2種類が付属。 - テトロンシール、ドライデカール、パネルステッカー
- アクションベース1用のジョイントパーツ
重量や価格を考えると専用スタンドのほうがよかったか。
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