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MG ガンダムNT-1

022 RX-78NT-1 ガンダムNT-1  1999年10月発売 3150円 (本体3000円)

シリーズ:1/100 MGシリーズ
 (21 ザクII 黒い三連星機 ← → 23 リックドム)

総合× 関節× ギミック◎ 武器○

総評

実機は多種多様な先進技術を投入されて開発されたが、キットも様々なアイデアが組み込まれた実験機的な要素が強い。顕著なのはジムカスタムジムクゥエルとのバリエーション展開を見込んで設計されたランナー配置。また、ビームサーベルと手首が汎用パーツとされている。
肩のビス止めは、本来は外装のラバーパーツの復元力に対抗する措置だが、保持力強化の目的で以後のMGのほとんどに継承されている。外装パーツの裏側にリブ状のモールドが彫り込まれるようになったのも本キットを境とする。これらの意味では歴史的キットである。
パッケージイラストで損をしている気がしてならない。

プロポーション

設定画に忠実な旧1/144キットとは異なり、前年に発売されたPGガンダムに近い、現代的で引き締まったプロポーションである。ただしチョバムアーマーとの兼ね合いから、フルアーマー状態で露出する部分(特に頭)は大きめで、カバーされる部分は小さめ。このため等身のバランスに違和感がある。本来はフルアーマー系の重MSというくくりで扱われるべき機体ではあるが、非装着状態でのスマートさは模型的には及第点であろう。
腰アーマーは、チョバムのクリアランスから隙間が大きい。サイドアーマーの大型化の方向で改造を推奨。
脚部はフレーム+プロペラントタンク+外装(+チョバム)という多層構造の宿命で太く、かつ重い。

関節

ヒジ上腕は挟み込み。全体的に小さめのPCが使われているので、ヘタリの危険が高いと思われる。
肩フレームには前述のとおりビスが仕込まれているが、フレームそのものはプラ関節で摩耗しやすく、そうなるとビスをもってしてもラバーパーツの弾力に負けてしまう。ビスを締めなおそうにもラバーへのフレームの出し入れが大変。この点でも評価がかなり下がった。
足首のシリンダーが途切れているのはご愛嬌。気になる人は自分で改修しよう。

ギミック

特筆すべきは、ガトリングとチョバムアーマー。
腕に仕込まれたガトリングは差し替えなしで展開する。パーツも精密でMGらしいギミックといえよう。
チョバムアーマーの着脱も本体パーツの取りはずしは一切不要。チョバム側のコックピットハッチも劇中の設定どおりに開閉する。

武器・付属品

  • ビームサーベル×2
    ビーム刃はクリアピンク成型。
  • チョバムアーマー
  • ビームライフル(劇中未登場)
    マガジンは着脱可能。
  • シールド(劇中未登場)

余談

1/100コックピットの中の人は明らかに男性の体格をしている。クリス少尉の名誉のために豊胸手術を推奨。




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