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HGUC スタークジェガン

104 RGM-89S スタークジェガン  2010年2月18日発売 2100円 (本体2000円)

総合◎
シリーズ:1/144 HGUCシリーズ (103 リゼル ← → 105 ザクIIF2型 (ジオン軍仕様))

総評

良作だったジェガンの大幅パーツ替えキット。出自はガンダムUCで、ジェガンに追加装備を施した特務仕様強化機という設定。
ジェガンのバリエーションではあるが、追加武装以外の部分でも胸部や顔、スカートアーマー、バックパックなど、かなりのパーツが新たに設計されている。
機体のボリュームもなかなかのもので、価格に見合った満足感はあると思われる。

プロポーション

両肩の大型3連ミサイル・ポッド、各部の追加装甲による無骨なシルエット、ミリタリー系グリーンの本体色といった要素によって重厚で迫力のある外観になっている。マスクもチンガード付きのハードなイメージとなり、ジェガンにあった連邦量産機特有の頼りない雰囲気はなくなった。
FAガンダム7号機などとは異なり、素体の上から追加装甲をかぶせる構造になっているので、装甲をつけなければ「なんちゃってD型」の再現も可能。装甲あり・なし両方ともに破綻のない良好なプロポーションである。
素体部分のプロポーションはジェガンに準じるが、追加装甲で増えたボリュームとバランスをとるためか、つま先はジェガンより長めになっている。
ちなみに本機はミサイルを撃ち尽くすとポッドをパージして身軽になる設定だが、実際にはずすと接続ピンとラッチのモールドが肩側装甲に残ってしまい、見栄えはあまりよくない。
リアスカートの裏は表面の形状そのままの肉抜きになっていて実感に欠けるので、気になる人はつや消し黒で塗るかパテで裏打ちするなどの対処を。
なおジェガンと同様、アクションベース接続用の穴を塞ぐパーツは付属しない。

関節

ゴツい見た目に反し、各部の装甲が干渉することもなく、よく動く。
素のジェガンにはあった肩関節基部の跳ね上げ機構は今回省略されているが、もともとミサイルポッドのせいでそこまで肩が上がらないため、あまり気にはならない(縁の部分を削ることによりミサイルポッドパージ後のポージングの自由度が少し改善するという報告あり)。
背部のスタビライザーは可動する。その他の部分に関してはジェガンを参照。

色分け

本体の成型色はジェガンのライトグリーンからダークグリーンに変更された。基本的に本体は単色なので、ほぼ無理なく色分けされている。追加武装もミサイルポッドの弾頭の赤まで色分け。
胸部バルカン、ミサイル・ポッドのセンサー、腰のVマークなど色が足りていない部分があるが、残念ながら今回は色分け用のホイルシールはまったく付属しない。
なお、素のジェガンとは異なるパターンの部隊用マーキングシールがついている。

武器・付属品

  • ビーム・ライフル
  • ビーム・サーベル
    ビーム刃はクリアピンク成型、長短2種が付属。
    グリップは前腕の増加装甲に2本ずつ収納されているという設定だが、キットに付属するのは1本のみで収納ギミックもオミット。
  • ハイパー・バズーカ
    肩のミサイルポッドと干渉するため、小脇に抱える形になる。
  • 銃持ち手(右)
  • サーベル用持ち手(左右)

銃持ち手が右手用の1つしか付属せず、銃火器用マウントラッチもないため、ライフルとバズーカの両方を一度に装備することができない点が惜しい。

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