HGUC バイアラン・カスタム
147 RX-160S バイアラン・カスタム 2012年11月10日発売 本体価格2600円
シリーズ:1/144 HGUCシリーズ
(146 ジム・スナイパーII ← → 148 ガンダムデルタカイ)
総合○ 関節○ 色分け○ 武器△
総評
1/144スケールでは初のバイアラン系キット。
機動戦士ガンダムUCの劇中デザインを良く再現出来ている。また可動箇所が多く、組立後も遊べるキットとなっている。しかし、
- 合わせ目が多く、挟み込みも多い
- カカトとクローアームの肉抜きが目立つ
- 赤がかなり不足している
等があり、無塗装派・塗装派共に悩ましい点がある。
合わせ目の多さや付属品の少なさはあるものの、キットの大きさや高いプレイバリューから価格分の満足度は十分得られる。
HGUCではあるが大型な為、対応スタンドはアクションベース2ではなくアクションベース1となっている。
各スラスターの稼働により空中戦の様子を楽しむことが出来るので、飾る際にはアクションベース等の利用を推奨したい。
プロポーション
肩部スラスターが横に大きく、肩幅が広く見えるものの、機動戦士ガンダムUCの劇中デザインを概ね再現している。
腕や足はスマートながら、肩部のスラスターや背面のプロペラントタンクが大きく、迫力がある。
モールドはバーニア内部等にもあり、HGUCレベルでは十分なディティール。
なお、本キットの大きさはHGUC サザビーから一回り小さい程度であり、設定(全高20.6m)の1/144サイズより大きく見える。
関節
異形なMSである本機を楽しめる関節構成となっている。
他のHGUCキットに比べて可動箇所がかなり多く、肩や背面のスラスター、腕部ビーム砲まで動き、その範囲も広いためポージングの幅は広い。
本体各部の可動範囲はHGUC標準レベル。
首・肩はあまり動かず、肘・膝は90度程度、開脚もある程度、というレベル。つま先やカカトが可動する為、接地は良好。
なおABSは使用されておらず、MG マラサイ?で導入された柔軟性のあるプラが使われている。
組立後の保持力は十分で、しっかりとポージング可能。
ポリキャップはPC-132を使用。
色分け
本体色・バイザー部の緑色・ダクト等が分割されており、設定色を再現。2012年のHGUCとしては、十分なレベルのパーツ分割といえる。
バイザーはクリアパーツが使われ、劇中のイメージに近いものとなっている。
肩部スラスター内側・脇腹アーマー・ふくらはぎアーマー内側・腋下スラスター内側の赤色が大きく不足しており、シールでの補完。
各所バーニア内側の赤はシール未付属。
また前述のとおり合わせ目が多く、肩・腕・太もも・プロペラントタンクなど目立つ箇所に存在し、更に合わせ目パーツで挟み込む構成となっている。そのため、合わせ目処理の仕方によっては手間がかかるキットである。
※合わせ目箇所の例:
腕部ビーム砲の根本 ⇒ これを挟み込む腕フレーム部 ⇒ 更に挟み込む肘アーマー部
シールは色補完用のホイルシールと、地球連邦軍・ティターンズ等のマーキング用のテトロンシールが付属する。
武器・付属品
- ビームサーベル刃×2
MG用の長いものが付属。本体サイズに適した大きさとなっている。 - アクションベース1接続用パーツ
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