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HGUC ヤクト・ドーガ (クェス・エア専用機)

84 MSN-03 ヤクト・ドーガ(クェス・エア専用機)  2007.10発売 2100円 (本体2000円)

総合◎ 関節− ギミック− 武器−
シリーズ:HGUCシリーズ(1/144) (83 ヤクト・ドーガ (ギュネイ・ガス専用機) ← → 85 リ・ガズィ)

総評

同時発売されたヤクト・ドーガ (ギュネイ・ガス専用機)のバリエーションキット。成形色が赤とグレーを主体としたものとなり、ビームアサルトライフルの替わりにメガ・ガトリングガンが付属、アンテナなしの頭部となる。
モノアイの左右可動、ヒート・ナイフ付ビームサーベルの腰サイドアーマーへの収納、ファンネルは差し替えながらも展開状態の再現も可能、と一通りのギミックはしっかり再現されている。

顔や胸上部、スネなどの本来シルバー系の箇所は白に近い明るいグレーで成形されており、そのため無塗装のままではギュネイ機に比べ地味な印象を受ける。
他に、シールドは腕の四角いマウント穴に直接差し込む接続法のため、シールドを構えた際にエンブレムの向きが限定されてしまう点なども少々残念といった所。しかしシールド基部にボールジョイントを仕込むなど比較的簡単な改造により回転させる事ができるので、気になる方は改造にトライしてみるのもいい。

細かい所で気になる点も若干あるがそのどれもがキットの評価を下げるほどの問題ではなく、HGUC全体の基準から見ても高いレベルにまとまった出来の良いキットと言える。

プロポーション

これといって悪い点はない。ヤクト・ドーガ独特のフォルムを崩すこともなく、頭部とのバランスの兼ね合いも大型MSらしさを感じさせるよくまとまったプロポーション。
バックパック本体が2パーツ貼り合わせの単純構造なのと、リアアーマースラスター部は色分けされていないので、 無塗装のまま後ろから見ると多少大味な感があるのが残念か。

関節

首は基部を後ろに反らせることができ、頭部を上に大きく向けることができる。
肩関節も基部にて上下と前後にいくらか可動。
ヒジやヒザは一軸関節による標準的な可動範囲ではあるが、股関節の開脚範囲は広く足首の接地性も比較的良い方なので、よほど派手なポージングを要求しない限りは充分な可動範囲を備えていると言える。

色分け

元々それほど配色の細かい機体ではないので基本的な部分の色分けはほぼ再現されている。
パーツ分けもできるだけ合わせ目が出ないように配慮されおり、肩装甲の1パーツ成形や、特に腕の特徴的なラインの装甲部分の分割などは秀逸。
関節まわりのパーツはメタリック調に成形されており、無塗装でも質感のある表現がなされている。
だがそれだけにバックパックの2パーツ貼り合わせの単純構造による合わせ目が気になるのが残念。
主に目立つ合わせ目箇所はバックパック、ヒザ、それと武器のメガガトリングのモナカ割りの3箇所ほど。
頭部モノアイ、シールドのエンブレムはシールにて再現。

武器・付属品

  • メガ・ガトリングガン+持ち手(右)
  • ヒート・ナイフ付ビームサーベル(ナイフの刃は着脱可、ビーム刃はクリアイエロー成形×2)
  • シールド
  • ファンネル×6 (展開状態)+軟質クリア棒(収納状態と差替え)
  • 握り手(左右)

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