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MG 量産型ゲルググ

011 MS-14A 量産型ゲルググ  1997年9月発売 3150円 (本体3000円)

総合× 関節× ギミック○ 武器○

総評

ゲルググ(シャア専用機)のバリエーションだが、色変えだけでなく、頭部とスカートがイェーガー、マリーネに近い形状のものになっている(スカートはノーマルとの選択式)。
また武装面ではノーマルのビームライフルの代わりにイェーガーのビームマシンガンが付属。そのためアニメ版の量産型ゲルググが再現できないのは悲しいところ。
総じて見ると、プロポーション面のアレンジとも相まってアニメ版ゲルググと言うよりはイェーガー、マリーネ風ゲルググの立体化という印象。

プロポーション

ゲルググは太いのか細いのか人によってイメージの異なる機体だが、キットは腰高でスマート、各部のカウルも直線的でシャープなイメージでの立体化となっている。
TV版のような重厚で味のある、悪く言えば捉え所のないバランスとは異なるものの、その分アレンジの方向性が明快で素直に「カッコいい」プロポーションとなっている。その辺が気になる人は注意。
ヒジ関節〜前腕部〜手首が小さめ、細めで腕部全体が貧弱に見えるため、力感を欠いているのは惜しい点だが、全体のプロポーションそのものは良好な部類であり、アレンジの賛否の声に隠れた形となっているのは残念。

新設計の頭部はS型よりも上下が潰れた形状でモノアイスリットの幅が狭くなり、目つきがより凶悪になっている。またスカートも大型化されバーニア付きのものとなっているため、全体としてイェーガー、マリーネに近い雰囲気となっている。

関節

ヒザ関節が弱く後方に倒れやすい点、手首の可動指が貧弱でシールドなどの保持に難がある点は問題点である。これらは組み立てる際に瞬間接着剤などで関節の固さをきつめに調整すると良い。
またヒジ関節には横ロールの回転軸があるが、ヒジを曲げた状態だと回転できず完成度が低い。まあこれらの欠点は初期のキットゆえの仕方が無いものであり、今後の改修が待たれる。

ギミック

上半身や脛などのアーマーを着脱可能で、内部フレーム状態にすることができる。脛の内部フレームは密度があってなかなか良い。

武器・付属品

ビームマシンガン(イェーガーのものと同型)
ビームナギナタ(刃の部分はクリアイエロー成形、ビームサーベル状のものと薙刀状の湾曲したものの2種が付属)
シールド(背面にマウント可)
背部ビームナギナタ用マウントラッチ
B型用高機動バックパック(シールド+ビームナギナタマウントラッチと差し替え)
A型頭部(新設計のもの)
C型用頭部
バーニア付きスカート(イェーガー、マリーネに近い形状のもの)
ノーマルのスカート(シャア専用機、ゲルググキャノンと共通のもの)
1/100パイロットフィギュア(座/立)
ディテールアップ用パーツ
ノーマルのビームライフルは付属しないので注意。




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