1/144 ガンダムマックスター

G-03　GF13-006NA ガンダムマックスター　　1994年5月発売　525円 (本体500円)

総合×
シリーズ：1/144 Gガンダムシリーズ　(G-02 ドラゴンガンダム ←　→ G-04 ガンダムローズ)

総評

ネオアメリカ代表で、二丁のリボルバーを持ったアメフトガンダム。
キットは可動、プロポーションともにかなり残念な出来である。

ファイティングナックルは差し替えで展開可能。
ボクサーモードとしては、肩アーマーを取りはずして手に付け替えることでバーニングパンチ用グローブのみ再現できる。コアランダーの合体はいつもどおり可能。

別売りのグレードアップセットにはボクサーモード用胸部パーツであるマッスルプロテクターが収録されており、胸部アーマーと差し替えて使用する。
ただし装甲内部から現れる設定にも関わらず、明らかにボリュームが大きすぎる（本来はずれるはずの腹部ダクトを覆うかたちで装着されるため）。

プロポーション

胸だけ1/100かと思うほど、胸部が横方向に巨大である。斜めから見れば設定画に似ていると言えなくもないが、正面から見るとデブ。そんな胸部に合わせたのか股関節もガニ股気味になっており、ガンダムではなくアメフト選手の体形として見れば及第点か。
頭部はフェイス部が若干大きく、パイプ状のチンガードが一体成型されているため、顔とガードの隙間が埋まってしまっている。
スネの下半分が太く、逆に太ももや肩アーマーはややボリューム不足である。
コアランダーは設定のイメージより大きめで、取りつけ位置がやや低い。

なお、シリーズ恒例の梨地加工は胸部アーマーに施されている。

関節

首、肩、ヒジ、手首、股関節、ヒザ、足首が可動し、腰アーマーや肩アーマーの下部装甲板、腰は動かない。
肩関節はアーマーなしの状態では外側に90度開くことができるが、 アーマーつきの状態では収納状態のファイティングナックルが下部装甲板と干渉するため15度ほどしか開かない。
股関節は太もも正面に回り込んだ装甲や固定されたアーマーが原因で動かしにくく、ポーズづけにはやや不自由する。
パーツ構成上、足首関節のクリアランスが考慮されていないので、足の甲パーツのボールジョイントの受けに干渉する部分を削り取ると可動範囲が広がる。
コアランダー後部スラスターは合体時の状態で固定されており、分離時のポジションにはできない。

色分け

白、赤、青、ダークブルーの4色成型で、おおまかな色分けはされている。
各部に色が散らばったデザインのため部分塗装を要する箇所が多い。ブレードアンテナ、額センサー、肩アーマーや太ももの青いライン、手首やヒザ周囲の赤いラインなどが要塗装ポイント。
コアランダーはパーツ段階で隣に赤いランナーがあるにも関わらず白の単色成型となっている。
ホイルシールで肩アーマーや胸アーマーの黄色、胸部中央センサー、カメラアイとフェイスがフォローされているほか、クイーンザスペードの略式紋章（ホイル地の余白あり）が付属。グレードアップセットのシールでは上記の青ラインと赤ラインの一部も補完される。

武器・付属品

• ギガンティックマグナム
  収納状態のものは2丁用意されているが、使用状態のものはなぜか1丁しか付属しておらず悪印象。

ゲットライドで使用していたシールドも残念ながら付属しない。
このあたりはグレードアップセットでフォローしてほしかった。

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