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1/144 トールギス

06 OZ-00MS トールギス  1995.7発売 525円 (本体500円)

総合△
シリーズ:1/144 ガンダムWシリーズ (05 ガンダムサンドロック← → 07 ヴァイエイト)

総評

ガンプラではGガンダム開始以来、1年以上もリリースがなかった「非ガンダム型」MSが久々に登場。
本機の機動性を象徴するバックパックバーニアの展開が売り物だが、中身はかなりスカスカ。
全体的に関節の自由度や保持力が低く、これが大きな減点対象となっている。
トールギスIIトールギスIIIの項も参照のこと。

なお、ボックスアートはヴァイエイトを左に、メリクリウスを右に並べると一つの絵になる。

プロポーション

設定ではガンダムや他のMSより大きい機体のはずだが、キットは価格との兼ね合いかガンダムと同程度のサイズで立体化されてしまっている(トールギスIII発売時に金型を改修されスネが長くなり解決したという情報もある)。これを改善するには腹部を延長するとよい。
また、ガッシリとした体型の設定画に比べて腕や脚が細く、ボリュームたっぷりな上半身の装備に対してややアンバランスな印象。特に太もも〜スネがボリューム不足である一方で足は相対的に大きく見え、その面構成も設定画とは異なり平べったい。
頭部は設定画に忠実でタコ焼きのような形状をしており、MG以降のアレンジで見られる側面の張り出しがない。
肩アーマーと足首のところは内側が見えてしまうが、大して問題にはならない。シールドの裏も再現されているのは○。

関節

ヒザ関節のPCの位置が悪く、モモとスネが互いに干渉してしまい、すんなりと曲げることができない。 腰ではなく太もも側につくサイドアーマーのせいで股関節の可動範囲も狭いが、これはデザイン上やむを得ないか。
足首のボールジョイントはガンダム系と違って靴側に受けがある構造(ヴァイエイトやメリクリウスも同様)。
ちなみにポリ接続なのはトールギス本体の関節とシールド基部だけで、 バックパックには肩との接続部を含め一切使われていない。
このバックパックは重いうえ、肩アーマーの後ろに軽く差し込むだけという接続方法のため、この部分が上下可動の繰り返しで磨耗すると自重ではずれる危険がある。
ドーバーガンは右肩との接続部が1パーツ成型かつ単純な構造であるため、持たせると右腕が完全に固定されてしまいポーズが取りにくい。この接続部はかなり細くて頼りなく、ドーバーガンをいったん接続部からはずして持たせるようにしないと破損するおそれがある。接続部の形状に加えて砲身伸縮ギミックが再現されていないこともあり、非戦闘時のように真下に向けることができず、素立ちでも飾るスペースをかなり占有するのが難点。

色分け

成型色はやや灰色がかった白とダークグレーの2色のみだが、もともとカラフルなデザインではないので、ホイルシールを貼るだけでもおおよその色分けは再現される。
トサカの赤、胸のインテークや側頭部の黄色、シールドの鷲マークはシールで対応。
上腕・バックパック本体・足首の白と、バックパックのカバー・胸やサイドアーマーの黒ラインは塗装しなければならない。
なお、トサカの周辺やシールドの縁の配色は、設定画・劇中の作画・キットの塗装見本のそれぞれで黒だったり白だったりとバラつきがあるので注意。

武器・付属品

  • ドーバーガン
    前述のとおり、銃身の伸縮ギミックは省略。
  • サークルシールド
    左肩アーマーにマウント、はずして手に持たせることも可能。
    裏側にはビームサーベルのグリップ2本(着脱不可)が再現されている。
    表面の鷲マークは彫刻されており、シールを貼らない塗装派も安心。
  • ビームサーベル
    白の単色成型。設定では上記のとおりシールド裏に2本装備しているが、キットに付属する使用状態のサーベルは1本のみ。

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